「kindleで電子書籍を出版したいけど、出版方法が分からない!」
「何だか難しそうだけど、初心者の自分でもできる?」
こんなお悩みをお持ちの方もおられるのではないでしょうか。
Kindleを利用した自己出版は、近年注目を集めています。
初心者でもパソコン1台と原稿があれば、手軽に自分の作品を世に出すことができるため、多くの人々が挑戦しています。
筆者も過去にkindleを利用して2冊の電子書籍を出版しました。
現在も継続的にロイヤリティ(印税)を得ています。
この記事では、そんな筆者が、出版方法について、初心者にもわかりやすく解説します。
読んでいただければ、初心者の方でも簡単にkindleの出版方法をマスターできます。
STEP1 出版する電子書籍の原稿を作成
まずは、Kindleを利用して出版するための原稿を用意する必要があります。
原稿の質はとても重要です。
例えば、魅力のないただの石ころは誰も購入してくれません。人は魅力のある商品を購入します。
そのため、魅力的な内容で、読みやすい内容になることを心がける必要があります。
人それぞれによって、原稿の作成方法は異なりますが、全体の構成を考えて、どこに文章を埋めていくという方法が一般的です。
まずは、構成をしっかり考えて、読みやすい文章で原稿を作成していくことが大切です。
ある程度完成したら、内容が一貫しているかどうか、誤字脱字はないかなど細部まで確認しておきましょう。
また、Kindleを利用して販売されている電子書籍の多くは、1万文字以上のものです。
そのため、しっかりとした書籍を制作するのであれば、まずは1万文字を目指すことをおすすめします。
kindleには、読み放題サービス(Kindle Unlimited)で電子書籍が読まれた場合にも、読まれたページ数に応じてロイヤリティが発生する場合があります。
このようなロイヤリティの獲得を狙うのであれば、ある程度の文字数が合った方がいいかもしれません。
なお、ファイルの形式は、Wordで問題ありません。
早く出版したいという気持ちも湧いてきますが、重要な作業になるので、出版して多くの人に読んでもらえるように、じっくり時間をかけて原稿を作成することをおすすめします。
STEP2 電子書籍のタイトルと表紙の作成
原稿ができたら次は、タイトルと表紙の作成です。
kindleを利用して電子書籍を販売しようとする場合、内容と同じくらい重要になるのは、実は、表紙とタイトルです。
Amazonの販売ページには、各電子書籍の表紙の画像が表示されます。
まず表紙やタイトルを見て、「読んでみたいな」と思ってもらえないと内容を見てくれることはありません。
そのため、kindleで電子書籍を出版するのであれば、タイトルと表紙には、特にこだわる必要があります。
「タイトル」「デザイン」「文字の配置」「イラスト」全てに気を配る必要があります。
デザインやイラストを学習した経験もなく、美的センスに自信がない方は、スキルマーケットで外注することも選択肢に入れてもいいかもしれません。
画像は高品質であり、Kindleデバイスやアプリでの表示に最適化されていることを確認しましょう。
STEP3 Kindle Direct Publishing(KDP)アカウントの作成
次に、Kindle Direct Publishing(KDP)アカウントを作成します。
KDPとは、Kindleで自己出版を管理するためのプラットフォームです。
KDPアカウントはkindleを利用して出版した際のロイヤリティ(印税)を受け取りするためのものになりますので、個人情報や銀行口座情報の登録が必要となります。
KDPのウェブサイトにアクセスし、アカウント作成の手順に従ってください。
なお、KDPアカウントの登録には、Amazonアカウントが必要です。
STEP4 KDPへのアップロードと各種情報の入力
KDPにログインし、作品をアップロードして出版の手続きをします。
アップロード時には、作品の詳細情報、価格設定、販売地域などを入力します。
ターゲット読者層を考慮して適切なカテゴリやキーワードを選択しましょう。
実は、kindle出版で最も悩ましいのは、「価格設定」です。
Kindleで出版するときは、本の価格をある範囲内で、自由に設定できます。
本が売れたときの印税には35%と70%のプランがあり、設定によって受け取れる金額は変わります。
また、設定価格などの所定の条件を満たした場合には、Kindle Unlimitedのロイヤリティを得ることができます。
「作品を知ってもらうため、安価に設定するのか」それとも「Kindle Unlimitedのロイヤリティを狙ってその範囲に設定するのか」という点は多くの人が悩んでいるところです。
販売戦略に合ったプランを選択しましょう。
Step 5 プロモーションとマーケティング
Kindleを使用した出版は多数あるので、出版しただけでは、なかなか作品を認知してくれることは少ないでしょう。
そのため、自己出版した作品を購入してもらうためには、プロモーションも必要です。
まずは、自身のウェブサイトやブログを活用して作品の紹介や更新情報を発信しましょう。
例えば、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)などで宣伝をしたり、作品のレビューや紹介を依頼することも効果的です。
まとめ
Kindleでの自己出版は、初心者にもわかりやすく、手軽に作品を世に出すことができる素晴らしい機会です。
この記事では、原稿の作成から、タイトルと表紙の作成、KDPのアカウント作成、KDPへのアップロードと各種情報の入力、そしてプロモーションまでご紹介しました。
自己出版は、作品を広く読者に届けるための素晴らしい方法ですが、成功するには努力と計画が必要です。
作品の品質やプロモーションの効果によって結果が左右されるため、丁寧な準備と継続的な努力が欠かせません。
また、作品の出版後は読者からのフィードバックを大切にし、成長につなげることも重要です。
この記事を参考にして、あなたの作品を世界に広める第一歩を踏み出してください。