テスラを筆頭に盛り上がりをみせるEV市場。
中国ではBYDのような有名企業を含め300社以上がしのぎを削ります。
そんな中、アメリカで「テスラのライバル」と呼ばれた企業をご存じでしょうか?
2019年に社名を変更し、2021年にNASDAQ上場を果たしたルーシッド・グループです。
(引用:株探米国)
この記事では、ルーシッド・グループの株価や将来性について解説します。
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ルーシッド・グループの概要
ルーシッド・グループの前身は2007年に創業したAtievaという企業です。
EV向けのリチウムイオン電池や電動パワートレインの開発がメイン事業でした。
転機は2013年、テスラ社で「モデルS」の開発を手がけたピーター・ローリンソンが入社したことです。
ローリンソン氏の入社と同時期にメイン事業が軌道に乗ったことで、自動車開発事業に着手、その後、現在の社名になりました。
ルーシッド・グループはテスラと違う独自路線とテスラをしのぐ高水準のバッテリー技術から「テスラのライバル」とまで呼ばれました。
上場当時から注目され、一時は60ドル近くまで株価を上昇させました。
(引用:Yahoo!ファイナンス)
しかし、現在の株価は3.5ドル付近を推移しています。
なぜ、ここまで株価が下落してしまったのでしょうか?
この記事を読めば、以下のことがわかります。
- ルーシッド・グループの事業内容・強み
- ルーシッド・グループの懸念点
- ルーシッド・グループの将来性
ルーシッド・グループが将来的にも伸び続ける銘柄か、判断する材料になるでしょう。
ルーシッド・グループの事業内容・強み
ルーシッド・グループは電気自動車メーカーです。
主力電機自動車はセダンタイプの「LucidAir」です。
「LucidAir」の強みは何といっても航続距離の長さ!
1回の充電で500マイル(約800km)以上の航続距離を誇ります。
この長さは、それまで航続距離1位の座に君臨していたテスラ社の「モデルS」の405マイル(約651km)を塗り替えました。
ルーシッド・グループの前身Atieva社はEV向けのリチウムイオン電池に優れた技術を持っていました。
その技術力の高さが証明されたのです。
ルーシッド・グループが狙う市場は高級EVに特化しています。
高級スポーツカーを皮切りに、ミドルクラスのEVの量産を図ったテスラとは違う戦略です。
性能と効率性に高級感のある外装と内装に環境性能を追及することがルーシッド・グループのコンセプトで、高級スポーツカーと同等の馬力・性能を持ったEV作りを目指しています。
現在のモデルは以下のとおりです。
- シンプルな「Pure:8万2,400ドル(約1,200万円)
- 航続距離性能を高めた「Touring:9万5,000ドル(約1,400万円)」
- 航続距離と馬力のある「Grand Touring:12万5,600ドル(約1,800万円)」
最低クラスのデフォルトで1,000万円を超え、テスラの最安モデルである「モデル3(約530万円)」に倍以上の価格差があります。
価格からもテスラとコンセプトが違うことがうかがえます。
ルーシッド・グループの強み
ルーシッド・グループの最大の強みは世界最高峰のバッテリー開発力にあります。
前身であるAtievaからバッテリー開発力に優れていたため、その力をEVに遺憾なく発揮しています。
ルーシッド・グループの最高級車である「Grand Touring」は、最大パワー1,234馬力・516マイル(約830km)の航続距離・時速100kmに到達するまで2秒かからずというハイスペックを実現。
さらに、200マイル(約320km)の充電にかかる時間は12分!
1回の充電に30分かかる、テスラのスーパーチャージャーの半分以下の時間です。
ルーシッド・グループが「テスラのライバル」と呼ばれる所以がわかります。
この技術力はテスラとの比較だけではなく、世界的にも認められています。
2023年7月にイギリスのアストンマーティンに最先端の電動パワートレインとバッテリーシステムを供給する契約を締結したのです。
(参考:webCG)
アストンマーティンは1913年から100年以上続くイギリスを代表する自動車メーカーです。
老舗自動車メーカーであるアストンマーティンが自社の電動化戦略にルーシッド・グループの技術力が必要とされたことで、世界中にルーシッド・グループの名前が知れ渡りました。
技術力が認められ、ルーシッド・グループはPIF(サウジアラビアの政府系投資ファンド)から30億ドルの融資を受け、潤沢な資金を確保しました。
(参考:REUTERS)
これにより、2025年までの資金繰りに目途を付けています。
ルーシッド・グループの懸念点
バッテリー技術に強みと高い評価を持つルーシッド・グループですが、懸念点が存在します。
1つ目は、生産能力が低いことです。
現状の生産能力は3万5千台前後で、今後9万台まで拡張される予定です。
生産能力で競合他社と比べると、テスラは200万台、中国のBYDはハイブリッド車を含めるとテスラを超える販売台数を誇ります。
9万台はルーシッド・グループの生産能力の成長性を見ると、非常に大きいですが市場全体で見ると明らかに少ないです。
今後、生産台数の大幅な増加が望まれます。
2つ目は収益率の悪さです。
ルーシッド・グループは1台販売するにつき、338,000ドル(約5,070万円)もの損失を出しているといわれています。
これは、フォードの450万円・リビアンの442万円と報じられた赤字と比べると桁が違います。
ルーシッド・グループの業績推移を見てみましょう。
(引用:株探米国)
売上高は右肩上がりですが、それに比例するように営業益が赤字を拡大しています。
これは、商品を販売するごとに赤字が出ていることを表します。
ルーシッド・グループの技術力は素晴らしいですが、懸念点があるため、安心して買える銘柄とは現状言えません。
ルーシッド・グループの将来性
ルーシッド・グループの将来性は危うい部分が多いです。
1点目は、収益率の悪さです。
製品を販売するたびに赤字が出るような状態は、経営をする上で非常に好ましくありません。
現在は物価が高騰し、材料費の値上がりもおきています。
そのため、生産コストを下げるのは難しいでしょう。
2点目は、高級路線が上手くいくか見通しがつかない点です。
生産コストを下げるのが難しい以上、販売価格を上げるほかありません。
ルーシッド・グループは高級EV路線をコンセプトにしているため、販売価格を高めに設定できます。
しかし、ルーシッド・グループのコンセプトは、現在のEV市場とは逆行しています。
EV業界の最大手であるテスラが値下げを頻繁に繰り返しているからです。
(参考:Bloomberg)
市場は大手の動きに追随する傾向があります。
そのため、今後のEV業界は価格競争の激化が予想されます。
ルーシッド・グループが価格競争に巻き込まれた場合、一台販売するたびに赤字となっているコストの回収がますます難しくなるでしょう。
以上、2点よりルーシッド・グループの将来性は危ぶまれます。
まとめ:ルーシッド・グループは安心して買える銘柄ではない
ルーシッド・グループの強みは高い技術力にあります。
バッテリーの性能を活かし、航続距離の長さや電池効率の良さを実現しました。
その技術力の高さから、イギリスの老舗自動車メーカーから契約を取る、PIFから融資を受けているほどです。
一方で懸念もあります。
一台販売するごとに大きな赤字を生むことです。
経営する側として、これほど大きなデメリットはありません。
加えて、物価高騰で製造コストが上昇しています。
赤字から黒字への転換は難しいのでは無いでしょうか?
そのため、ルーシッド・グループの将来性は危うく、安心して買える銘柄ではないと結論づけました。
ルーシッド・グループの株式を購入する時の参考にしてみてください。
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