CMのインパクトが強く、クレジットカードの中でも有名な「楽天カード」。
はじめてクレジットカードを作りたいと思った時やもう1枚カードを作りたいと思った時に真っ先に思い浮かべるカードのひとつと言っても過言ではありません。
そんな楽天カードですが、まことしやかに「審査が通りやすいカード」としても有名で、更に通りやすくする方法として「キャッシング枠0円」にすると良いという話があるぐらいです。
では、キャッシング枠0円にすると本当に審査が通りやすいのか。
楽天カードを例にクレジットカードの審査について解説します。
「楽天カード」はとにかくポイントが"貯まりやすい"からおすすめ!
- 100円につき1ポイントがもらえる
- 貯めたポイントはお買い物に使える
- ポイントは月々の請求支払いにも使える
- 年会費はかからず永年無料!
- デザインも選べる
\期間限定でさらにポイントがもらえることも/
関連記事↓
そもそも楽天カードはどんなカード?
楽天カードはその名の通り、楽天グループの子会社である楽天カードが発行しているクレジットカードです。
主要カード3種に加え、楽天銀行のカードと一帯になっているタイプやANAマイレージが貯まるタイプなど数種類から選択できます。
主要カード比較 | |||
カード種別 | 楽天カード | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード |
年会費 | 無料 | 2,200円 | 11,000円 |
ポイント還元率 | 通常1% | 通常1% | 通常1% |
ブランド | Visa/Mastercard/JCB/American Express | Visa/Mastercard/JCB | Visa/Mastercard/JCB/American Express |
付帯機能 | 楽天Edy | 楽天Edy | 楽天Edy |
ETCカード | 付帯可 | 付帯可 | 付帯可 |
家族カード | 付帯可 | 付帯可 | 付帯可 |
海外傷害保険 | 海外旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険国内旅行傷害保険 |
その他 | なし | 国内空港ラウンジを年間2回無料でご利用可能 | ・国内空港ラウンジを無料でご利用可能 ・「プライオリティ・パス」に無料で登録可能 |
楽天グループはネット通販を筆頭に、銀行や保険などの金融業や旅行業、携帯販売など様々な事業を展開しています。
主要事業であるネット通販サイト「楽天市場」を中心に楽天カードを利用することでポイントが貯まりやすくなるキャンペーンなどをグループ全体で定期的に行っていることから、
「ポイ活」好きな方にも人気のクレジットカードになっています。
「楽天カード」はとにかくポイントが"貯まりやすい"からおすすめ!
- 100円につき1ポイントがもらえる
- 貯めたポイントはお買い物に使える
- ポイントは月々の請求支払いにも使える
- 年会費はかからず永年無料!
- デザインも選べる
\期間限定でさらにポイントがもらえることも/
楽天カードは審査が通りやすいカードなのか?
人気の楽天カードですが、本当に審査が通りやすいのでしょうか。
結論として比較的審査が通りやすいカードと考えられます。
もちろん、クレジットカード会社により審査基準が異なり、その基準は公開されていないため、絶対ではありませんが、そう考えられる理由は下記の通りです。
- 入会キャンペーンを年中行っている
- 年会費無料
- 主婦や学生を含め年齢要件を満たせば誰でも申込可能
- 審査スピードが早い
これらの特徴は「大衆向け」ということです。
入会キャンペーンによるポイント還元、年会費無料で申込しやすく、主婦や学生でも作れることから入口のハードルはとても低くなっています。
また、審査スピードが早いこともあり、審査基準が明確で一定以上の基準であれば作成が可能と考えられます。
その理由は明白で楽天経済圏を支えている層が年会費に数万円払ったり、ラウンジ利用によるステータスを求める層ではなく、大衆向けとなっているためです。
結果、誰でも申込がしやすく、審査が通りやすいカードと言えるでしょう。
楽天カードの審査に落ちる人とは?
楽天カードは比較的審査が通りやすいクレジットカードと言えますが、誰でも審査に通るわけではありません。
では、審査に落ちる人はどのような人なのでしょうか。
- 年収に対して借入が多い
- 過去に他の借入で延滞をしたことがある
- 自己破産など債務整理をしている
- 携帯代金や家賃の支払いを滞納したことがある
- 直近の支払いが滞っている
- 直近で借入やクレジットカードの申し込みを多数している
- 過去にクレジットカードやローンを利用したことがない
- 過去に楽天カードとの間で何かトラブルがあった
年収に対して借入が多い
クレジットカードの審査は年収や現在の借入を加味します。
とりわけ、厳しい見られ方をするのが消費者金融やカードローンといった「お金を借りる」ことが目的の借入です。
事情はあれど教育ローンや車のローンと違い、目的が単純に「お金を借りる」ことであるため、「お金に困っている人」、「返済能力が低い人」と判断される可能性があり、結果としてカード発行が出来ない場合があります。
過去に他の借入で延滞をしたことがある
クレジットカード会社は審査基準のひとつとして信用情報を見て、現在のクレジット・ローンの契約や申込状況の記録を確認して審査をします。
(出典:CIC│信用情報とは)
この信用情報には返済の実績も記録されており、たまたま延滞してしまった時がある程度であれば問題ありませんが、頻繁に延滞を繰り返していると「お金にだらしのない人」と判定され、カード発行が出来なくなります。
特に3か月連続延滞は事故情報(いわゆるブラックリスト)として登録されるため、向こう数年はカードが作れないと思ったほうが良いでしょう。
自己破産など債務整理をしている
過去数年内に自己破産、個人再生、任意整理、いわゆる債務整理をしている人もクレジットカードの発行ができません。
借りたお金の一部または全額を支払えないと諦めたということがやはり事故情報として記録され、5〜7年は作成ができなくなります。
携帯代金や家賃の支払いを滞納したことがある
携帯代金や家賃の滞納が信用情報に記録されているケースがあります。
携帯本体購入時に本体代金を通信料と一緒に分割で払うことが多くなっていますが、10万円以上の分割は信用情報に登録が必要となっています。
つまり携帯料金を滞納するとクレジットやローンの支払い同様に信用情報に滞納の記録が残ります。
また、家賃も契約している保証会社がクレジット会社系の場合も同様です。
賃貸契約時にジャックスやオリコ、エポスカードなどの保証会社と契約している場合は注意しましょう。
(出典:【公式】JACSS│家賃・立替保証)
直近の支払いが滞っている
こちらも信用情報の審査基準になりますが、1〜3か月以内の直近の支払延滞は重く見られる場合があります。
理由は今まで正常に返済していたにもかかわらず、直近で延滞しているということは資金繰りが悪化してきており、返済が難しくなっているのではと判断されるためです。
直近で借入やクレジットカードの申し込みを複数している
申込履歴も信用情報で確認できる項目になります。
直近で借入やキャッシング付きクレジットカードの申し込みを複数行っている場合も借入が必要なぐらい生活が圧迫されていると資金繰りの悪化を懸念されます。
先にご紹介した直近の支払延滞と重なった場合はカードの審査はかなり厳しくなるでしょう。
過去にクレジットカードやローンを利用したことがない
借入はないほうが良いというのは正しいですが、信用情報に返済履歴が一切ないことがマイナスになる場合があります。
「信用情報が全くない=真っ白」であることから「ホワイト」と言います。
理由は過去にブラックだった可能性を疑われるためです。
ブラックになってしまうと5年前後、借入が一切できなくなります。
その期間は信用情報の履歴が全くつかない状態が続き、更に一定期間過ぎると今度は過去のブラック情報が一気に消えることでホワイトとなります。
20歳前後で本当にクレジットカードを持ったことがない可能性が考えられる、高齢で現金主義だった世代については免除されますが、
現在のキャッシュレス社会においてクレジットカードやローンの利用履歴が全くないというのは考えにくいため、過去にブラックだった人として審査が通らない可能性があります。
過去に楽天カードとの間で何かトラブルがあった
楽天カードを過去に所有していて、何かしらのトラブルにより強制解約を受けている場合、再入会は難しくなります。
年収があがった、信用情報がきれいになったといったプラス要因があったとしても楽天カードに「強制解約した顧客」としてリスト化されているためです。
キャッシング枠0円は効果ある?審査に通るためには?
クレジットカードの審査は日頃から借入の返済を意識しておくことはもちろん大事ですが、審査に通るためにはコツもあります。
- 完済可能な借入は返済しておく
- 直近の返済状況を見直す
- 直近で複数社への申込を避ける
- 返済実績を作る
- キャッシング枠0円で申込
完済可能な借入は返済しておく
消費者金融やカードローンなど「お金を借りるだけ」の借入はマイナス評価であることは審査に通らない人の例でお伝えしました。
つまり、これらは可能であれば完済しておくことが望ましいでしょう。
消費者ローンやカードローンは1度借りてしまうと中には預金残高のように利用してしまう人もいます。
数千円の入出金ならではなく、借りていない状態が理想です。
また、借りているとマイナス評価ですが完済の実績が出来れば評価もプラスとなります。
直近の返済状況を見直す
ポイントで使い分けているなどクレジットカードを複数枚所有している人に多く、利用を分散したことで結果として複数社に借入した状態になっているケースは要注意です。
数千円、数万円払える範囲だからと本人は問題なかったとしても、利用しているカードが多いとそれぞれのカードで満額利用した場合を懸念されます。
使用するクレジットカードは可能な限り1〜2枚程度に抑え、信用情報の実績を整えることで審査が通りやすくなります。
直近で複数社に申込を避ける
直近の申し込みは信用情報に記録され、複数社に申し込みがあると「お金に困っている人」と見られます。
楽天カードでポイントを貯めたいなど発行したいカード会社が明確であるならば他のカード会社に申し込むのは避けるようにしましょう。
返済実績を作る
ホワイトは審査が通りづらいとお伝えした通り、返済実績はクレジット会社の評価を受ける要素のひとつです。
正常な利用実績は「返済してくれる人」と評価されることに繋がります。
給与以上の買い物をしたりすることは正しい使い方とは言い難いですが、無理のない利用はクレジットカード審査を通すうえで重要です。
キャッシング枠0円で申し込む
では、楽天カードはキャッシング枠を0円にすると審査は更に通りやすくなるのでしょうか。
答えとしてはクレジット会社の審査基準によりますが、キャッシング枠0円のほうが通る可能性は高くなると考えられます。
大前提としてキャッシング枠はショッピング枠の一部であるため、キャッシング枠が0円でもそうでなくても、利用可能枠の範囲内で与信が決定しています。
しかし、キャッシングについては利息分の支払が増えることからクレジットカード会社側からすると滞納リスクが高いと厳しく判定される可能性があるからです。
まとめ 楽天カードを作るためにキャッシング枠0円は通りやすくする方法のひとつ
結論、楽天カードは主婦や学生など間口を幅広く申込を受け付けていることから比較的審査が通りやすいカードです。
但、クレジットカードの審査である以上は現在の借入状況や過去の返済実績など総合的判断での審査となります。
キャッシング枠0円で申し込むことは審査を通りやすくする方法のひとつと言えますが、多数ある審査基準を満たしていけるように、出来ることをひとつずつ実践して申し込むことが審査を通る近道と言えるでしょう。
「楽天カード」はとにかくポイントが"貯まりやすい"からおすすめ!
- 100円につき1ポイントがもらえる
- 貯めたポイントはお買い物に使える
- ポイントは月々の請求支払いにも使える
- 年会費はかからず永年無料!
- デザインも選べる
\期間限定でさらにポイントがもらえることも/
こちらもおすすめ↓
金融営業マンライター(FP2級所有)帽子の人