資産形成の方法として人気の不動産投資ですが、一万円から投資ができることをご存じでしょうか。
不動産投資に興味があっても、
「ローンを借りるのは避けたい」
「まずは少しずつ勉強したい」
という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに不動産投資は、初期費用がまとまって必要な場合もありますが、少額で始められるものも存在します。
この記事では、一万円から始める不動産投資4選を順番に詳しくご紹介します。
一万円から始める不動産投資とは
少額ではじめられる不動産投資4選をご紹介します。
投資額 | 投資方法におすすめの方 | |
不動産投資型クラウドファンディング | 一万円から | 初めて不動産投資を行う方資金が少ない方 |
REIT | 数万円から | 自分のタイミングで売買したい方安定的に収益を得たい方 |
不動産小口化商品 | 百万円から | 相続税を節税したい方百万円程度の資金がある方 |
格安購入物件 | 数百万円から | 不動産投資のノウハウを学び、将来的には投資の規模を大きくしたい方 |
【一万円から】不動産投資型クラウドファンディング
少額で始められる不動産投資の1つ目は、最近注目の不動産投資型クラウドファンディングです。
不動産投資型クラウドファンディングとは、事業者が一般の投資家から集めた資金で不動産を運用し、運用益や売買差益を投資家に分配する仕組みです。
物件の運用や管理は全てクラウドファンディング事業者がおこない、全てインターネットで手続きが完了します。
(引用元:COZUCHI )
不動産投資型クラウドファンディングのメリット
不動産投資型クラウドファンディングのメリットは大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 1万円から投資可能で初心者にも挑戦しやすい
- 手間がかからない
- 3〜8%の高い利回りが期待できる
不動産投資型クラウドファンディングは、1万円から投資可能で、細かい手続きや管理は全て運営会社に任せられるため、不動産投資の知識がない方にもおすすめです。
物件により異なりますが、想定利回りは概ね3〜8%と高い利回りが期待できる点も魅力的です。
不動産投資型クラウドファンディングのデメリット
不動産投資型クラウドファンディングのデメリット3つをご紹介します。
- 元本割れのリスクがある
- 他の不動産投資に比べてレバレッジの効果が薄い
- 応募が殺到して当たらない
不動産投資型クラウドファンディングは不動産投資のプロが運用してくれますが、元本割れのリスクや貸し倒れのリスクもあります。
一度投資するとキャンセルや権利売却ができないため、投資先は慎重に選ぶようにしましょう。
現物不動産とは違い、融資を受けて投資できないため、レバレッジの効果が薄く大きな収益を狙うのは不向きな点もデメリットと言えます。
また、投資したいと思っても投資案件に募集が殺到し、当たらないことも多くあります。
筆者も何度か応募したことがありますが、人気の案件はなかなか当たりませんでした。
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【数万円から】REIT
少額で始められる不動産投資の2つ目は、REIT(リート)です。
REIT(リート)とは、投資対象が「不動産」の投資信託を指します。
投資家から集めた資金で不動産への投資を行い、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。
REITのしくみはアメリカが発祥で、日本では2001年9月に市場が創設されました。アメリカのREITとしくみが異なるため「J-REIT」と呼ばれています。
REITのメリット
REITのメリットは大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 安定した利回り
- 流動性が高い
- 手間がかからない
REITは投資法人が利益の90%超を分配すれば、法人税がほぼかからない仕組みとなっています。
したがって、投資家は税金を引かれる前の利益を分配金として得られます。
上場投資信託として扱われており、取引所が開いている間は、好きなタイミングで即時に売買できるため、流動性が高い投資方法です。
自分のタイミングで売買できるため、値動きをチェックして判断したい方に向いています。
また、細かい手続きや管理などはすべてプロが行ってくれるため、不動産投資型クラウドファンディングと同様に手間がかかりません。
REITのデメリット
REITのデメリット2つをご紹介します。
- 利回りの低下や元本割れのリスクがある
- 不動産を選定できない
REITは「流動性が高い」ことがメリットですが、デメリットにもなります。
値動き自体は激しく、株式市場の影響を受けて大きく下落する可能性もあることを認識しておくべきでしょう。
ファンドとして複数の不動産に投資するため、自分の選んだ不動産に投資できない点も、自分で選定して管理したい方には不向きな投資商品です。
【百万円から】不動産小口化商品
少額で始められる不動産投資の3つ目は、不動産小口化商品です。
不動産小口化商品は、1つの賃貸不動産を多数の投資家でお金を出し合って購入し、得られた利益を投資家の出資分に応じて分配する仕組みです。
形態は、「匿名組合型」「任意組合型」「賃貸型」の3種類あります。
特徴 | 所有権 | |
匿名組合型 | 匿名組合契約を締結し、事業者が投資家の資金を元に不動産を運用分配金は雑所得 | 事業者 |
任意組合型 | 複数の投資家が事業者と共に共同出資して、不動産を運用 | 投資家事業者 |
賃貸型 | 複数の投資家が不動産の共有持ち分を購入し、事業者に貸し出して運用を任せる | 投資家 |
「任意組合型」と「賃貸型」であれば物件の所有権を一部得られます。
不動産小口化商品のメリット
不動産小口化商品のメリットは大きく分けて以下の3つが挙げられます。
- 優良物件を少額(100万円〜)で購入できる
- 一部だけ売却できる
- 相続税を節税できる
不動産小口化商品は、個人では購入の難しい高額な物件でも1口100万円程度で購入できます。
また、1口単位での売却が可能なため、流動性が比較的高いです。
「任意組合型」と「賃貸型」であれば物件の所有権を保持しているため、相続時の節税効果が期待できます。
不動産小口化商品のデメリット
不動産小口化商品のデメリット2つをご紹介します。
- 金融機関から融資が受けられないため自己資金が必要
- 応募しても投資できるとは限らない
不動産小口化商品は金融機関からの融資をうけられません。そのため、投資資金はすべて自己資金で用意する必要があります。
また、不動産小口化商品は比較的新しい金融商品のため、取り扱い物件の数が多くありません。
人気物件は応募が集中しやすいため、投資したいと思っても希望通り投資できないこともあります。
【数百万円から】格安購入物件
少額で始められる不動産投資の4つ目は、格安物件購入です。
郊外や築年数の古い物件は数百万円から購入できることもあるため、少額で始められます。
そのままだと需要が少ないこともあるため、リフォームなど工夫が必要です。
格安購入物件のメリット
格安購入物件のメリットは大きく分けて以下の2つが挙げられます。
- 不動産投資のノウハウが学べる
- 現物不動産を保有できる
いきなり高額な不動産を購入し運用するのはリスクが高いと言えるでしょう。
格安物件を購入し不動産投資のノウハウを学び、将来的には投資の規模を大きくしていくというように、段階的に挑戦することがおすすめです。
また費用を抑えつつ、現物不動産に投資できる点も、魅力と言えます。自由度が高く状況に合わせた運用が可能です。
格安購入物件のデメリット
格安物件購入のデメリット2つをご紹介します。
- 想定よりリフォームや修繕費が多くかかる場合もある
- 優良物件を見つけるのが難しく、購入のハードルが高い
物件の購入代金に加えて、以下のコストがかかることも認識しておきましょう。
- 修繕費
- リフォーム代
- 固定資産税
- 管理費(管理を委託する場合)
また、少額で購入できる物件は、新築・築浅物件よりも選定が難しいため、優良物件を見つけるのが難しく、ライバルも多くいるため購入のハードルが高い傾向にあります。
一万円から始める不動産投資の注意点
1万円から始める不動産投資の注意点をご紹介します。
- 元本割れリスクに備え、資産すべてを投資しない
- 不動産投資について勉強し知識をつける
少額不動産投資も市場の動きや、地価の価格変動により元本割れする可能性もあります。
資産のすべてを投資してしまうと、万が一の時に困ってしまいます。
少なくとも3ヶ月〜6ヶ月程度の生活資金を確保してから投資すべきでしょう。
また、少額不動産投資は不動産投資の知識がなくても問題ないと思われがちですが、知識をつけておくことは重要です。
不動産の知識をつけておくことで、リスクを回避できる場合もあります。
まとめ:自分にあった投資方法を選び、不動産投資に一万円から挑戦しよう
一万円から始める不動産投資4選とメリット・デメリットをご紹介しました。
少額から始められる不動産投資は以下の通りです。
- 不動産投資型クラウドファンディング
- REIT
- 不動産小口化商品
- 安物件購入
どの投資方法にもメリット・デメリットはありますが、初心者はまず気になるものからはじめてみることをおすすめします。
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