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SBI経済圏を完全解説【始め方と使い方】楽天経済圏との比較も!

〇〇経済圏という言葉をよく耳にする昨今ですが、今回はSBI経済圏について詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • SBI経済圏の特徴
  • SBI経済圏の始め方
  • SBI経済圏の優位性
  • SBI経済圏と楽天経済圏との比較

ファイナンシャルプランナーの筆者が、実際にSBI経済圏を使い得た情報と、SNS上での口コミも合わせて紹介します。

この記事を読めば、SBI経済圏を完全に理解できること間違いありません。

SBI経済圏は金融分野に特化した経済圏

経済圏とは、生活の中で利用するさまざまなサービスを、ひとつの企業グループ内で完結させるという考え方です。

たとえば、楽天経済圏であれば

楽天市場楽天モバイル楽天生命楽天銀行楽天証券楽天カード楽天Pay楽天トラベル など

どこかの経済圏を集中して利用することで、手厚いポイント還元やクーポン発行を受けられるというメリットがあります。

よく聞かれる経済圏を挙げると

SBI経済圏  楽天経済圏  イオン経済圏  PayPay経済圏  docomo経済圏  au経済圏  LINE経済圏  など

今回テーマとしているSBI経済圏の各サービスは、以下のとおりです。

SBI証券住信SBIネット銀行SBI生命SBI損保SBI FXトレード など

また、SBI経済圏ではSMBC三井住友フィナンシャルグループとの業務提携により、以下のサービスを提供しています。

クレジットカード、キャッシュレス決済、ポイント還元(Vポイント

SBI経済圏の特徴は、金融分野のみを扱う経済圏です。

SBI経済圏の始め方

SBI経済圏の始め方は、以下の手順で進めます。

手順1 住信SBIネット銀行の口座を開設

住信SBIネット銀行のHPから、口座の開設手続きをします。

手順2 Oliveフレキシブルペイを入手する

Oliveフレキシブルペイとは、キャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント払いが一体になった多機能カードです。

ウェブから発行の申込を行います。

手順3 SBI証券の口座を開設

SBI証券のHPから、口座の開設手続きをします。

ここからは、住信SBIネット銀行、Oliveフレキシブルペイ、SBI証券それぞれについて詳しく見ていきましょう。

SBI経済圏の銀行は「住信SBIネット銀行」

住信SBIネット銀行は、SBI証券との間で資金の移動が容易に行えるネット専業銀行です。

ハイブリッド預金」を備えており、住信SBIネット銀行の預金残高を、そのままSBI証券の買付余力として使えるものです。

ATMの入出金手数料、また他行振込手数料については、利用実績により無料になる回数が増えるという特典があります。

ATM入出金無料回数 月2~20回

振込手数料無料回数 月1~20回

利用可能なATM

イオン銀行セブン銀行ゆうちょ銀行ローソン銀行イーネット

普通預金の金利について

円普通預金  0.001%

SBIハイブリッド預金  0.010%

住信SBIネット銀行のユーザーによる口コミを紹介します。

https://twitter.com/navifreeblog/status/1752654883889836077

SBI経済圏の多機能カード「Oliveフレキシブルペイ」

Oliveフレキシブルペイとは、クレジット、デビット、ポイント払い、キャッシュカードを一体にした多機能カードで、SBIの提携先、三井住友フィナンシャルグループが発行しているものです。

スマホのOliveアプリに紐づけることで、以下の機能を利用することができます。

  • SBI証券の口座と連携し、投資信託の購入や資産の確認
  • 銀行口座の入出金明細閲覧
  • Vポイント残高確認
  • クレジット利用明細閲覧
  • デビット利用明細閲覧
  • クレジット払い、デビット払い、ポイント払いを選択切替

ひとつのアプリでさまざまなサービスを一元管理できます。

https://twitter.com/SmakkoCashless/status/1632926761687334917

SBI経済圏での資産運用・投資は「SBI証券」

SBI証券は、SBI経済圏の中でも核となる部門です。 

SBI証券の利用がきっかけでSBI経済圏を始めたという人もいます。

SBI証券の優位性

  • 株式取引手数料が無料
  • 日本株、米国株のほか世界各国の株式売買ができる
  • 投資信託の取扱い本数は2,684本でネット証券1位
  • クレカ積立でポイント還元
  • 住信SBIネット銀行との間で資金移動が容易

ネット証券で2強といわれるSBI証券と楽天証券は、ほぼ同等のサービスを提供していますが、投資信託の取扱い本数はSBI証券のほうが少し優位ですね。

SBI経済圏のメリット・デメリット

では、SBI経済圏のメリットとデメリットを見ていきましょう。

SBI経済圏のメリット

メリット① Oliveで最大20%のポイント還元

Oliveでは、最大で20%のポイント還元を受けられます。

また、2024年春よりVポイントとTポイントが統合されるため、ポイント付与対象店舗が増えます。

ますますポイントをためやすくなりますね。

メリット② クレジットカードで投資信託を購入するとポイントがたまる

Oliveフレキシブルペイでクレジット積立をすると、最大で5.0%のVポイントが付与されます。

メリット③ 投資をする人に最適

SBI証券は株式売買手数料が無料、そして日本円と米ドルとの両替手数料がネット証券の中で最も安いため、投資をする人には最適です。

SBI経済圏のデメリット・注意点

デメリット① 金融分野のみの経済圏

SBI経済圏は、金融分野のみの経済圏です。

モバイルやショッピング、トラベルなどの取扱いはありません。

そのため、他の経済圏との併用が推奨されます。

デメリット② 銀行が複数ある

SBI経済圏では、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行三井住友銀行といった複数の銀行があり、経済圏を複雑にしているところがあります。

よく利用するサービスが投資分野かショッピングかで銀行を使い分けることも検討するとよいでしょう。

SBI経済圏と楽天経済圏を比較

ここではSBI経済圏と、認知度の高い楽天経済圏についていろいろな面で比較してみます。

まずはそれぞれの経済圏の事業分野です。

事業分野SBI経済圏楽天経済圏
銀行住信SBIネット銀行楽天銀行
証券SBI証券楽天証券
クレジットカードOliveフレキシブルペイ楽天カード
ポイント還元Vポイント楽天ポイント
生命保険SBI生命楽天生命
損害保険SBI損保楽天損保
スマホ決済Olive iD楽天Pay
ECなし楽天市場 ほか
モバイルなし楽天モバイル
新電力なし楽天でんき
光回線なし楽天ひかり
トラベルなし楽天トラベル
チケットなし楽天チケット

このように、楽天経済圏はきわめて多様な分野にわたって事業展開しているのに対し、SBI経済圏は金融分野に特化していることがわかります。

次に、クレジットカードの項目について見てみます。

SBI経済圏楽天経済圏
カード名称Oliveフレキシブルペイ楽天カード
基本還元率0.5%1.0%
一般カード年会費無料無料
ポイントアップポイントアッププログラムで
最大20%還元
楽天市場でのショッピングで
3.0%還元

基本還元率は楽天カードの方が高還元です。

しかし所定の条件を満たしたときのポイントアップはOliveフレキシブルペイのほうが、高い還元を受けられます。

では、銀行の領域について比較を見てみましょう。

住信SBIネット銀行楽天銀行
普通預金金利ハイブリッド預金
0.01%
マネーブリッジ
0.10%
他行振込手数料
無料回数
月最大20回月最大3回
ATM入出金手数料
無料回数
月最大20回月最大7回

普通預金の金利については楽天銀行のほうが高金利となっています。

一方で、他行振込手数料およびATM入出金手数料の無料回数は、住信SBIネット銀行のほうが優位なのがわかります。

まとめ:SBI経済圏は金融分野に特化、他の経済圏と併用も検討しよう

今回はSBI経済圏の特徴と、始め方やメリットについて解説しました。

SBI経済圏は金融分野に特化しており、ECやモバイルなどの分野は扱っていません。

しかしSBI証券や住信SBIネット銀行においては、手数料やグループ内でのサービス連携といった点で優れていることがおわかりいただけたかと思います。

また、クレジットやキャッシュレス決済については三井住友フィナンシャルグループとの提携により実現しています。

SBI経済圏を使うのであれば、他の経済圏と併用することもおすすめです。

(参考サイト:SBIホールディングスHP)

(参考サイト:住信SBIネット銀行HP)

(参考サイト:三井住友銀行HP)

(参考サイト:楽天カードHP)

(参考サイト:楽天銀行HP)

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ライター名:FP2級/家計アドバイザー 瀬木直人

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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