このページでわかること
・Amazonを使ってせどりを始めたけど、真贋調査が怖い
・真贋調査が来る理由と原因
・真贋調査になりやすい商品やメーカー
・真贋調査がきたらどう対応するべきか
・Amazonアカウントが停止・復活した事例
・どうやってアカウントを守っていけばいいか
せどりを始めたのに、真贋調査が怖くて何も行動できなくなってしまっては意味がありません。
正しい知識を身につけて、アカウントを確実に守りながら転売をして稼いでいきましょう!
真贋調査(しんがんちょうさ)とは?
真贋調査とは何か?
まず何よりわかりにくいのがこの漢字の読み方ですよね。
読み方は、真贋(シンガン)調査です。
こんな言葉は普段の生活でも仕事中でも使うことはないので知らなくても安心してください。
真贋調査とは、Amazonが出品者アカウントに対して行う商品の信頼性調査のことです。
・あなたがAmazonに出品している商品は本当に正規品なのか?
・偽造品や危険なものは出品していないか?
真贋調査が来ると「出品している商品が間違いなく正規品です」と証明する必要があります。
ちなみに真贋調査が来るとアマゾンのアカウントスペシャリスト(アカスペ)という真贋調査に関するAmazonの調査担当者からメールで連絡が入ります。
なぜ真贋調査が入るのか、理由と原因
真贋調査が入る理由と原因を解説していきます。
なぜ真贋調査が入るのかというと、Amazonは購入するお客様を大切にしたいからです。
Amazonでお買い物をするお客さんは出品者が誰か?という部分は気にしない人が多いです。
もし、購入した商品に偽物や不良品が含まれていたらAmazonへの信頼感が下がってしまいますよね。
それを防ぐため、定期的に怪しい出品者をチェックしているというのが理由と原因です。
やはり不審な動きをしている出品者や新規出品者が狙われる理由は理解できます。
真贋調査が入るとどうなる
Amazonからの真贋調査が入るとどうなるのかを解説していきます。
真贋調査で起こること
- 貯まっている売上金が留保される(最大90日間)
- 出品商品が全て一時停止になる
- 最悪の場合、Amazonアカウントが閉鎖される
せどらー(転売屋)にとって売上金の振り込みが遅れるということは、仕入れに使った金額の支払いが遅れてしまう可能性があります。
1ヶ月遅れるだけでも間に合わないという状況の人も多いはず。
3ヶ月は支払いに間に合うだけの準備資金を用意しておきましょう。
真贋調査が入りやすいタイミングはある?
真贋調査が入るきっかけや入りやすいタイミングは以下があります。
・売り上げが急激に増えたとき
・大量の注文キャンセルや返品が合った、または何度か続いたタイミング
・購入者やメーカーからクレームが入った
・新規出品者や初めて3ヶ月以内の出品初心者
以外なものに売り上げが前月と比べて急に増えたときというものがあります。
急に増えると目につきやすいので「一応真贋調査しておこう」となるのかもしれませんね。
大量に注文キャンセルが入った場合も真贋調査対象になるようです。注意しましょう。
真贋調査が入りやすいメーカーやジャンルはあるのか
Amazonに出品する商品やメーカーなどによって真贋調査が入りやすいという傾向があるようです。
ここで紹介するジャンルやメーカーを知っておくことでリスクを抑えて仕入れをしましょう。
・楽天市場でのネット仕入れは危険なものが多い
楽天市場を使ったネット仕入れはポイントせどりとも言われており、近年非常に人気のせどりとなっています。
この楽天市場で仕入れる商品は真贋調査やメーカーからの苦情が多いことが特徴としてあります。
安易に仕入れず事前に調査してから仕入れることをおすすめします。
楽天仕入れのやり方は別の記事に詳細がありますので参考にしてみてください。
参考記事:楽天お買い物マラソンで利益商品が見つかる検索方法とコツを紹介【Amazon転売、メルカリせどり】
・任天堂は要注意、アカウント閉鎖事例もあり
任天堂関連商品は、Amazonランキングでも超売れ筋商品なのでAmazonも注意しているものと思われます。
Nintendoswitch(ニンテンドースウィッチ)や任天堂のゲームソフトはもちろんのこと、古い機種(Wiiや3DS等)の付属品にまで真贋調査が入るという事例があります。
任天堂商品のAmazon転売は初心者のうちはやめておきましょう。
・タカラトミー商品は真贋調査が入りやすい
おもちゃのメーカーであるタカラトミーの商品は真贋調査が入りやすいです。
メーカーからの規制も多いためトミカやプラレールなどは注意しましょう。
仕入れるとしても、大量仕入れはやめて少ない量をすぐに売り切ることが大切です。
・EPSON(エプソン)
プリンターの大手EPSON(エプソン)が販売している商品に対して真贋調査の対象となる可能性があるようです。
日本国内の大手メーカーは特に対象となりやすい傾向にあります。
プリンター本体ではなく、付属品からせどりしていきましょう。
・ペット用品「ロイヤルカナン」
ペット用品やエサなどで有名な「ロイヤルカナン」には真贋調査が入りやすい傾向があります。
徐々に規制が厳しくなってきている印象があるため、新規出品者は仕入れを控えるようにしましょう。
・コストコ商品は真贋調査が少ない傾向
コストコでせどり仕入れを行っている方も多いと思いますが、コストコの商品に真贋調査が入りやすいという傾向はありません。
ただし、仕入れの難易度が高めでなのでそもそも仕入れに向かない可能性があります。
食品やおもちゃせどりが主流になるので、マスターしたい方は別記事の詳細を参考にしてください。
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・本やマンガには真贋調査がこない?
本やマンガの出品に対して真贋調査がきたという話は聞いたことがありません。
特に古本に関してはほぼ来ないと思って大丈夫でしょう。
元手資金が少ないせどり初心者は、まず中古せどり中心でセット本転売がおすすめです。
・ブランド品以外の中古商品には基本的に真贋調査が入らない
中古商品には基本的に入らないと思って大丈夫そうです。
「新品」での出品では危険なものでも、中古なら対象外という商品も多いので参考にしてください。
ただし、購入者からのクレームがきた場合は真贋調査が来る場合も考えられます。
常にAmazonの動きをリサーチしながら気をつけていきましょう。
真贋調査でAmazonからくるメールの内容はこんな感じ
真贋調査としてAmazonから送られてくるメール内容の例は以下の通りです。
出品者 様
ご利用のAmazon出品用アカウントを一時的に閉鎖し、出品情報を削除させていただきました。
以下の問題が解決されるまで、出品者様へのお振込は保留されますが、アカウント残高はそのままとなります。
この措置の理由
以下の理由により、ご利用中のAmazon出品用アカウントについて審査を行っております。
安心してお買い物をしていただけるようにするために、出品者様に定期的に追加書類のご提供をお願いし、出品者様のアカウント情報と特定商品の真贋を確認しております。
アカウントを再開するにはどうすればよいですか?
出品用アカウントを再開するには、以下の問題にご対応ください。
出品者様は、真贋の疑いの可能性がある商品を出品しています。該当の商品のリストを以下に示します。
ASIN:0000000
ブランド:0000000
商品名:0000000
以下の情報をお送りいただきますようお願い致します。
・仕入れ先から発行された、発行びから365日以内の請求書、領収書、契約書、配送注文書、または販売許可書のコピー、記載されている商品数が出品者様の在庫と一致している必要があります。
・出品者様がブランド所有者でない場合、販売許可書と、供給プロセスが正当な手続きを経たものであることを証明する書類一式(販売許可証を含む)
・仕入れ先の連絡先情報(名前、電話番号、住所、Eメール、ウェブサイト)
このようなメールが送られてきます。
ちなみに、このメールを無視して何も対応をしなかった場合、確実にアカウント削除、閉鎖されると思ってください。
アカウントが停止されたあとは、FBA倉庫に残っている全ての在庫が返送になるか廃棄処理することになるため大変な損失を抱えることになってしまいます。
残っている売上金も最大3ヶ月の間、保留となり振り込みされません!
真贋調査での提出書類に有効なもの
真贋調査のメールがきてから提出すべき書類について紹介していきます。
真贋調査の提出書類に有効なもの一覧
- 正規の領収書(手書きはNG)
- 正規の請求書
- 買った店舗でのレシート・納品書
Amazonに提出する書類のポイントは「正規のもの」という点です。
ただ、せどりで正規の卸業者などから仕入れしている出品者は少ないと思います。
その場合は、仕入れた店舗のレシートか納品書で真贋調査を乗り切れることもわかっています。
せどりの場合、店舗仕入れのレシートしか持っていないという場合も多いと思います。
偽造の領収書を作る怪しい代行業者もいるようですが、まずはレシートで試してみることをおすすめします。
真贋調査での領収書とレシートの違い
まず前提知識として、Amazonが確かめたいことは偽物の商品を販売していないか?という点だということを忘れないでください。
領収書は、金額が記載されているものなのでそれだけを提出しても何をどれだけ仕入れたかはわかりません。
なので真贋調査は終わらないと思ってください。
大切なのは納品書やレシートです。
納品書に書かれている商品名と販売店、そして時期と数量が一致すれば本物の可能性が高まりますよね?
Amazonは本物かどうかを確認したいということです。
「せどらーを排除している」などと怖い噂を流している人もいますが、Amazonは本物を販売していればせどりだろうが卸業者だろうが関係ないのが本音なはずです。
つまり、せどりの店舗仕入れでレシートしか残っていない場合でも、真摯に対応して偽造品を販売していないことを証明することができればAmazonアカウントは復活できます。
もし真贋調査が入ったとしても、焦らず冷静に対応していきましょう。
店舗せどりのレシートだけで真贋調査に対応する方法と復活までにやる手順
せどりでAmazon転売をやっていて店舗レシートしか手元にないという方への手順を解説します。
1、まずはレシートと謝罪文をメールで送る
2、ダメなら購入店舗にレシートを持っていき領収書を書いてもらう。
領収書は手書きでもいいですが、できれば手書きではないタイプでお願いしたい。
3、レシートともらった領収書を合わせて送る(謝罪も忘れない)
4、買った店舗の公式URL、地図、電話番号、住所、担当者も加えて送る
買った店舗のURLやGoogleマップなどの情報も送ると有効になる可能性があります。
5、ここまでやってダメなら、別の出品商品のレシートを送ってみる
上記を全て試してみてください。
レシートをしっかり取ってあれば上記のみで復活できる可能性が高いです。
注意点としては、店舗で領収書をもらう際に個人名ではなくAmazonの出品しているショップ名にしてもらうことを忘れないでください。
※後日領収書をもらう場合、レシートは店舗に回収されてしまう可能性があるので事前に画像として保存するかスキャンしておくことも忘れずに。
メルカリやラクマなどのフリマサイトで仕入れた商品は「新品」での出品禁止
メルカリ、ラクマなどのフリマサイトやオークションサイトで仕入れた商品は、新品と書いていても「ほぼ新品」以下で出品しないとアカウント一発停止になります。
メルカリが普及したことにより、個人から仕入れた商品を新品として販売する出品者が増えています。
Amazonでは個人から仕入れたものを新品出品すること自体を禁止しています。
この場合、真贋調査を突破する方法が皆無なので、絶対にしないように気をつけてください。
知的財産権は真贋調査とは違うので注意
真贋調査と似たものに「知的財産権の侵害」による調査というものがあります。
知的財産権の侵害は、真贋調査とは別になるのですぐに出品を取り下げることでアカウントヘルスを守ることができる可能性があります。
真贋調査の対策代行、アカウント復活代行詐欺や悪徳業者に注意
真贋調査の対策の代行やアカウント閉鎖後に復活代行などを行っている業者や個人がいますが、20万円や50万円など値段が様々あり、復活に失敗すれば10万円返金などもあります。
そこまでする必要はないと私は思います。
そこまで高額な料金を払うよりももっとおすすめなツールがあるので紹介していきます。
真贋調査が入らないために使うべきツール・アプリはこれ!
「セラースケット」というAmazonの出品を管理してくれるサービスがあります。
セラースケットの主な機能
- 真贋調査の最新情報を常に更新
- 真贋調査でアカウントが停止した場合のサポート機能
- 仕入れ時に真贋調査の危険度を事前にアプリで確認できる
以前までは、せどりでのAmazon転売に真贋調査は少なかったのですが、ここ最近はメルカリの普及によりAmazonも真贋調査に力を入れています。
どれだけ仕入れを頑張っても、アカウントが停止になって復活できなければ大きな損失を発生させてしまいます。
事前にこの「セラースケット」を使い、アカウントを守ることで真贋調査のリスクを減らすことがこれからのAmazonせどりに必須な条件となっていきそうです。
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