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マンション管理士はやめとけと言われる理由3選【仕事内容は?】

令和5年に行われたマンション管理士試験の合格率は、10.1%。

過去に2桁合格率はたったの2度しかなく、平均合格率が1桁という難関資格です。

そもそも、

  • マンション管理士の資格の使い道はあるの?
  • マンション管理士資格の仕事内容は?

といった疑問を抱えている受験生も多いのではないでしょうか?

本記事では順を追って下記の通り解説していきます。

  • マンション管理士はやめとけと言われる3つの理由
  • マンション管理士に向いている人の特徴
  • マンション管理士の需要はあるのか
  • マンション管理士受験者へのアドバイス

筆者は、令和5年のマンション管理士資格に独学で合格し、本業として大手マンション管理会社に勤務しており、担当マンションは10棟を超えています。

マンション管理士を独学で合格したノウハウと実際の仕事内容をまとめてみました。

結論、マンション管理士はおすすめの職業です。

ただし、精神的にも仕事量の多くて大変な職業とも言われています。

なぜ、おすすめの職業と言えるのか解説していきます。

マンション管理士はやめとけと言われる3つの理由【安定した職業?】

マンション管理士はなぜやめとけと言われるのか?

ここではマンション管理士の実態について解説していきます。

仕事内容は?

マンション管理士の行う業務は、マンション管理会社のフロントマンと同一の仕事内容と変わりありません。

マンションの維持管理に携わるスペシャリストとして、管理組合が問題なく存続し続けられるために管理組合からの助言・アドバイス・依頼を怠ってはいけません。

特に管理組合からの相談依頼が多く寄せられるのは、「大規模修繕工事」「管理費・修繕積立金の値上げ」についてです。

大規模修繕工事とは?

マンションの劣化状況により違いはありますが、約15年に1度行う事が一般的で、工事期間も半年程度と、かなり大規模な修繕工事となります。

工事費は数千万単位と高額になるため、管理組合とマンション管理士が一緒になって工事業者の選定や工事内容の詳細などについてアドバイスが求められます。

管理費・修繕積立金値上げの相談とは?

2回3回先の大規模修繕工事実施を見越し、管理組合の資金が尽きないために逆算して資金計画を立てる必要があります。

近年、人件費・資材の高騰が相次いでおり、数年前に計画した資金計画では賄えない可能性が十分考えられるからです。

将来、管理組合の資金が赤字にならないために、数年毎に計画を見直す必要があります。

マンション管理士の平均年収は?

マンション管理士の平均年収は、「437.4万円」と、日本の平均年収に比べてやや低い傾向にあります。

国税庁によれば、令和4年の日本人平均年収は458万円でした。

ただ、マンション管理業界は長く勤務を続ける人が多い傾向にあり、昇格を繰り返すことによって年収700万円以上も可能です。

(出典:厚生労働省|マンション管理フロント-職業詳細

マンション管理士に独占業務はない?

令和4年に「マンション管理適正化法」が改正され、ようやくマンション管理士にも独占業務ができました。

独占業務の内容を簡単にまとめると、管理組合が「適正にマンションの維持管理していく計画が立てられているのか。」チェックする業務となります。

もちろん、マンション管理士資格保有者以外のチェックは認められない業務になります。

マンション管理士に向いている人の特徴【3選】

人それぞれ適職がありますが、マンション管理士が自分の適職と分かったうえで、マンション管理士試験に望みたいですよね。

ここではマンション管理士に向いている人の特徴を解説していきます。

マルチタスクが得意な人

筆者もそうですが、マンション管理士は担当マンションを10棟以上持つのが基本です。

例えば、漏水事故や住民間のトラブルなど、どのマンションで何が起きているのかを整理しつつ、同時進行で対応しなければなりません。

事務作業が得意な人

総会・理事会の資料作成や、工事会社とのメール対応、住民からの電話対応など、事務作業と言われるものは全てこなす必要があるからです。

10棟以上のマンションを管理しつつ、同時並行で事務作業をこなさなければいけません。

コミュニケーション能力が優れている人

マンションは組合員の資産であることを十分に理解し、組合員からの要望や依頼を、分かりやすく丁寧に伝え、理解してもらう必要があります。

例えば、通常年に1度開催される総会では、大勢の人前で説明・解説を求められ、質問への回答も正確性が求められますので、コミュニケーション能力は必須です。

マンション管理士は今後の需要があるのか?

結論から、遠い将来でもマンション管理士の需要は十分にあると考えて良いでしょう。

ここでは、マンション管理士の今後の需要について解説していきます。

老朽化マンションの増加が懸念されているから

国土交通省によれば、築40年以上経つ高経年マンションは2021年では115.6万戸でしたが、20年後には3.7倍の425.4万戸になるという統計が出ています。

築年数が増えればその分劣化が著しく増えてくるため、マンション管理のスペシャリストとして今後、さらに需要が高まってくると予想されます。

(出典:国土交通省|マンションを取り巻く現状について

AIに奪われない仕事

マンション管理士の仕事は、管理組合との信頼関係で成り立っているからです。

例えば、漏水事故や騒音問題などの住民間トラブルの仲裁を両者の立場に立ち、マンション管理士として親身に対応してあげる必要があるからです。

受験者へのアドバイス

過去問と問題集を何周も繰り返し解くことが大切です。

テキストを読み込んでインプットを極める勉強方法もありますが、筆者的には何度も問題を解き、アウトプットを極めた方が効果的に身に付くと実感しているからです。

また、マンション管理士試験のホームページに掲載されている過去問を解くことをおススメします。

無料ですので、是非試して見てください。

(公財)マンション管理センター:過去問ダウンロード

まとめ

結論、マンション管理士はおすすめ職業です。

難関資格な分、きっとこれからの人生で大きなアドバンテージになると思いますよ。

マンションの老朽化や、他の職業がAIに仕事が奪われていく中で、マンション管理士は今後さらに需要が高まってくる職業だと考えております。

合格目指して頑張ってください!

ライター名:マンション管理士保有ライター kouki

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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