広告 投資

【投資用語】MSワラントとは?株価がその後どうなるのか解説

NISAやiDeCoという制度が知られ、投資に興味を持った人は多いです。

さらに2024年から新NISAが始まります。

旧NISAでは、個別株も購入できる通常NISAよりも、投資できる銘柄が厳選されているつみたてNISAを選んでいる人の方が多いでしょう。

iDeCoも投資できる銘柄が厳選されています。

しかし、新NISAではつみたて枠だけでなく、成長投資枠で個別株も購入することが可能です。

個別株を購入するならば、投資について最低限の知識が必要になります。

特に保有することが危険となる言葉についての知識については必須です。

そんな危険なワードとして”MSワラント”という言葉をご存じでしょうか?

この記事では、次のことがわかります。

  • MSワラントとは
  • MSワラントがもたらす株価の変動
  • MSワラントを行った銘柄の株価について

MSワラントについて学んで、投資に備えましょう。


「大口投資家がどんな銘柄に投資しているのか確認できればなぁ・・」という方!!moomoo証券を使えば大口投資家の動向を無料でチェックできます↓↓

株式投資の情報収集におすすめの投資家向けアプリ・証券会社

moomoo証券

◼️moomoo証券のおすすめポイント

  • 無料デモ取引で勉強できる
  • 全世界2,000万ユーザー
  • 約7,000と最多水準の取扱銘柄
  • 米国株取引に24時間対応
  • 大口投資家の売買動向を確認できる
  • プロのアナリストの株価予測を確認できる
  • 投資の神様ウォーレンバフェットのポートフォリオと売買銘柄を確認できる
  • 日本経済新聞に投資家が使うツールとして掲載
  • Yahoo! JAPANファイナンスがパートナー企業なので安心

\無料で大口投資家が買った銘柄をチェックできるってどういうこと?/

moomoo証券の詳細をみる(公式サイト)


スマホアプリ版なら簡単に登録できます↓

moomoo証券 - 日米株取引・投資情報・リアルタイム株価
moomoo証券 - 日米株取引・投資情報・リアルタイム株価
posted withアプリーチ


MSワラントとは

MSワラントの解説の前に”ワラント(Warrant)”について説明します。

ワラントとは、新株予約権のことです。

新株予約権とは、企業に対して権利を行使することで新しい株式の割り当てを受けられる権利をいいます。

新株予約権を行使すると、事前に決められていた価額で新株を購入することが可能です。

A社の株を事前に1,000円で購入できる権利を得ている場合、A社の株が2,000円の時に行使すると差額の1,000円が利益になります。

反対にA社の株価が1,000円をきっている場合は、権利を行使せずにいれば問題ありません。

MSワラントは”Moving Strike Warrant”の略で、行使価額修正条項付新株予約権と訳されます。

簡単に説明すると、事前に決められていた価額で購入できる新株予約権ですが、事前に決められていた価額の修正(主に下方修正)が可能な新株予約権のことです。

下方修正が可能ということは、当初1,000円で決められていた購入価額を株価が下回り900円になった場合、800円で購入できます。

MSワラントを持っている場合、損をせずに株を購入することが可能です。

ただし、下方修正する場合も下限価格も設定されています。

企業がMSワラントを行うメリット

MSワラントを企業が行う理由は、資金調達です。

MSワラントを行うことで企業は資金調達が行いやすくなります。

企業の資金調達は銀行融資や公募増資が一般的です。

しかし、銀行融資や公募増資にはデメリットがあります。

銀行融資には厳しい審査があり、財務状況に問題があると希望額を調達できない可能性があります。

また、公募増資は不特定多数に向けて行うため、資金の集まりが遅い・希望額に届かないといったデメリットがあります。

MSワラントは、特定の第三者に新株予約権を与え、資金調達を行います。

この時、懸念されるのは設定価額より株価が低い場合です。

新株予約権を持っている第三者は権利を行使しません。

しかし、MSワラントには設定価額の下方修正ができます。

第三者は新株予約権を行使しやすくなり、株の購入と同時に差益で儲けることが可能です。

企業もより資金調達が容易になります。

ここまでを聞いているとメリットしかないように思えますが、投資家はMSワラントを嫌います。

理由はMSワラントを行うと株価が下がる傾向にあるからです。

MSワラントがもたらす株価の変動

MSワラントを行うと株価が下がる傾向があります。

理由は次のとおりです。

  1. 新株予約権を行使することで市場に株式が多く出回る
  2. 新株予約権を行使した第三者が株を売却する(差額で第三者は利益を得る)
  3. 株式の数は多くなるものの、企業の価値は変わらないため株式の価値が下がる
  4. 価値が落ちた株式の保有を断念した投資家が保有株を売却する
  5. さらに株式の価値が下がる

このようなサイクルが起きるため、MSワラントを投資家は嫌います。

第三者は差額で利益が出るため、メリットだけが残ります。

企業は、株価が下がるものの資金調達は可能です。

しかし、投資家には株価が下がった株式のみ残るため、メリットがありません。

MSワラントは一部から”悪魔の増資”と呼ばれるほどです。

MSワラントを発表した企業の株式を持っているなら売却を検討した方がよいでしょう。

MSワラントを行った銘柄の株価について【発行企業の事例紹介】

一部で悪魔の増資と呼ばれるMSワラントですが、実際MSワラントを行った企業の株価がどのように推移するのかを実際の事例をもとにみていきましょう。

発行企業事例1:カナルバイオサイエンス

一社目はカナルバイオサイエンスです。

カナルバイオサイエンスは2019年7月11日にMSワラントを行うことを発表しました。

その後の株価の流れは次のとおりです。

(引用:Yahoo!ファイナンスHP

丸印をしている所が2019年7月11日です。

それまで上昇し続けていた株価が大きく減少しました。

発行企業事例2:株式会社ピクセラ

二社目は株式会社ピクセラです。

ピクセラは2023年1月18日にMSワラントを行うことを発表しました。

(引用:Yahoo!ファイナンスHP

丸印の部分がMSワラントを発表した日ですが、そこから順調に株価を下げていきました。

発行企業事例3:株式会社アマガサ

アマガサは2020年1月31日にMSワラントを行うことを発表しました。

(引用:Yahoo!ファイナンスHP

アマガサの株価が下がったのは発表後の3日後でした(丸印が落ち始めた起点です)。

そこから順調に株価を下げていきました。

発行企業事例4:株式会社JPMC

最後は株式会社JPMCです。

JPMCは2018年11月14日にMSワラントを発表しました。

(引用:Yahoo!ファイナンスHP

丸印の所がMSワラントを発表したときです。

その後、急降下しています。

MSワラント後も株価が下がらなかった銘柄の成功事例:VTホールディングス

MSワラント後に株価が下がった企業ばかりを紹介しましたが、株価が下がらなかった企業もあります。

VTホールディングス株式会社です。

(引用:Yahoo!ファイナンスHP

VTホールディングスは2022年4月8日にMSワラントを発表しました。

上の図の丸印前後がMSワラントを発表した日です。

MSワラントを発表した直後に株価が下がりましたが、その後に株価は回復しています。

先述した4つの企業はMSワラントを発表した直後に株価が下がっただけでなく、その後も株価を下げ続けていました。

MSワラントを行った企業すべてが株価を下げるわけではありませんが、株価を回復させている企業は少数派のようです。

まとめ:MSワラントを行う企業は売却を考えよう

MSワラントについてまとめました。

MSワラントとは次のとおりです。

  • 事前に決められていた価額で株価を手に入れることができる権利
  • 株価が事前価額より低い場合は、事前価額の下方修正(下限額有)可能
  • 公募増資と違い、特定の第三者に対して権利を発行する
  • 投資家はMSワラントを嫌い、MSワラント後は株価がその後下がり続ける傾向にある

基本的にはMSワラントを行った企業の株価は下がり続ける傾向にあります。

MSワラントを発表した直後の銘柄を持っている場合、売却を考えた方が良いでしょう。

中には、MSワラント後にも株価を上昇させる銘柄もありますが少数派です。

そのため、保有銘柄がMSワラントを発表した場合は売却することがベターでしょう。

新NISAでは保有株を売却しても、1年後に非課税枠が復活するため以前より売却しやすくなっています。

保有銘柄については、企業動向についてしっかりと追うようにしましょう。

今後の投資の参考にしてください。


「大口投資家がどんな銘柄に投資しているのか確認できればなぁ・・」という方!!moomoo証券を使えば大口投資家の動向を無料でチェックできます↓↓

株式投資の情報収集におすすめの投資家向けアプリ・証券会社

moomoo証券

◼️moomoo証券のおすすめポイント

  • 無料デモ取引で勉強できる
  • 全世界2,000万ユーザー
  • 約7,000と最多水準の取扱銘柄
  • 米国株取引に24時間対応
  • 大口投資家の売買動向を確認できる
  • プロのアナリストの株価予測を確認できる
  • 投資の神様ウォーレンバフェットのポートフォリオと売買銘柄を確認できる
  • 日本経済新聞に投資家が使うツールとして掲載
  • Yahoo! JAPANファイナンスがパートナー企業なので安心

\無料で大口投資家が買った銘柄をチェックできるってどういうこと?/

moomoo証券の詳細をみる(公式サイト)


スマホアプリ版なら簡単に登録できます↓

moomoo証券 - 日米株取引・投資情報・リアルタイム株価
moomoo証券 - 日米株取引・投資情報・リアルタイム株価
posted withアプリーチ


あわせて読む:

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

当メディア「マネーリテラシー」は、お金に関する情報や体験談をわかりやすく、正確にまとめたメディアです。一人でも多くの方が「お金の知識で人生の選択肢を増やす」を目的に運営しております。 記事が役に立ったという方は、X(Twitter)で記事をポストしていただけると嬉しいです。してくれた方には編集長が全員にいいね、フォローして回ります!

-投資