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YouTube広告が下品で困る!対処法と表示させない方法を解説【不快です】

YouTubeを見ているときに、表示される広告が下品で困る……。

無料で見られるため広告は仕方がないにしても、それが下品なものだと不快です。

家族や幼いお子様といっしょに視聴しているときもあり、見せたくありませんよね。

今回の記事では、下品なYouTube広告を消す方法をご紹介します。

《この記事でわかること》

  • 下品な広告を消す方法
  • どのような広告が下品と思われているのか
  • 下品な広告が増えてしまった理由

実はこの記事を書いている著者は、YouTube広告を表示させておりません。

かんたんな作業でできて、快適ですよ。

記事の後半でやり方を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

YouTube広告で下品と思われている種類

では、どのようなYouTube広告が、多くの人に下品と思われているのでしょうか?

美容系

よくあるのがクレンジングやパックなどの広告で、毛穴を拡大したもの。

気持ち悪いと、不快に思う人が多いようです。

肥満などの体型や、ぽっこり出てしまったお腹などを強調するもの。

また、あまりにも過度な効果があるように見せかける表現方法にも、下品さを感じる人が多いようです。

中にはまったく効果のない商品もあり、悪質。

違法性のある表示と判断されたものもあります。

定期購入するため値段が安くなっているにもかかわらず、その旨が明確に表示されていないもの。

そのために、混乱をまねく結果となっている広告もあります。

エロ系

性的な描写のエロ系(アダルト)も問題です。

時と場合を考慮することなく表示されるため、状況によってはかなり不適切。

家族とYouTubeを視聴しているときに表示されてしまったら……。

仕事の休憩中などでも、あまりよろしくはないでしょう。

気まずい思いをした方もいるようです。

怪しい副業や投資系

かんたんに稼げると謳う怪しい副業の話や、投資話などもあります。

甘い言葉で誘い込み高額な商品を売りつけたり、ウソの投資話にお金を入れさせたりするなど。

有名人を無断に使用しているものもあり、悪質といえるでしょう。

使われてしまった有名人も迷惑しているのですが、訴えても改善されない状況のようです。

ゲーム・動画系

ゲームや動画コンテンツの場合は、広告と実際のコンテンツの内容が異なっているものもあります。

広告の内容のものがまったく出てこない。

広告では美しいグラフィックなのに、実際は安っぽいデザイン。

など。

広告ですから、自社の商品・サービスは良く見せようとするもの。

ですが提供される内容があまりにも大きく異なっており、「度を超えている」と判断するユーザーがいてもおかしくはない有り様です。

視聴者を傷つけるという声も

デブやハゲ・体毛を卑下して、コンプレックスを煽るものもあり、それが視聴者を傷つけるのでは?という声も上がっています。

差別を助長するとまでする声もあり、敏感な視聴者もいるようです。

(参考:【炎上】Youtubeの下品な広告、抗議の署名活動が広がる)

実際にYouTube広告への苦情は増えている

実際にYouTube広告を下品と感じている人はおり、増えているのが現状です。

JARO(日本広告審査機構)の発表


審査機構の発表では、広告に対する苦情は急増しているようです。

中でも多いのが、「健康商品」や「デジタルコンテンツなど」への苦情。

苦情の内容としては、「虚偽」「誇大」「わかりにくい」などの表示に関するものが大幅に増加しています。

10代・20代の消費者からの苦情が大きく増加していますね。

(参考:JARO(日本広告審査機構)の2020年上半期の発表)

弱者を狙った悪質な広告

広告の中には、情報弱者や、残念ながらそもそも頭のよくない弱者を明らかに狙い撃ちしたものがあるようです。

そのようなユーザーは自ら広告の真偽を考えたり、自ら調べたりできず、かんたんに信じ込んでしまう傾向にあります。

ちょっとした計算もできないために、損することがわからない。

本当は損をしているのに、得をしたように勘違いしている。

確率として無理なのに、やってしまう。

誤解や思い込みをしてしまうことをあえて狙った広告をつくり、流している業者が存在しています。

リテラシーの低い人が騒いでいるだけ

広告を受け取る側にも、問題があるように思われます。

広告は自社の商品・サービスを良く見せようとするものです。

ですから、ある程度割り引いて捉えるもの。

すべてを真に受けて「誇大広告」と苦情を入れるのは、いかがなものかでしょうか。

内容をよく読みもしないで「だまされた」と騒がれても……。

これはSNSの投稿への「炎上」などでも見られる傾向。

文章を正しく理解できておらず、勝手に自分の都合よくとらえたり、逆の意味としてとらえたりして攻撃してくるパターンです。

つまりは、リテラシーが低いからしてしまう愚かな行動。

苦情が増えた理由の一つは、このような迷惑クレーマーの可能性があるでしょう。

受け取る側の変化

受け取る側の意識の変化も、苦情が増えた理由でしょう。

従来であればあまり問題だと受け取られなかったものが、「問題あり」とされる場合もあります。

教師からの体罰が当たり前だった時代から、問題ありの時代へ。

親が子どもに手をあげるもの、虐待。

ちょっとした表現でも「セクハラ」「パワハラ」と認定される。

このようにユーザーの意識が変化しています。

それに従って、敏感になっている人も増えていると思われます。

YouTube広告で下品なものが表示される理由

では、どうして下品なYouTube広告が表示されてしまうのでしょうか。

審査がゆるい

YouTube広告は審査がゆるいという話があります。

YouTubeは広告掲載料で収益を得ており、あまり基準を厳しくすると企業が広告を出してくれません。

業績に直結する部分ですので、審査をゆるくせざるを得ないところがあります。

コロナ禍で広告が減ったことから

コロナの影響もあります。

コロナ禍で企業の業績も悪く、宣伝費を削減したため、広告を出しづらい状況になりました。

そのためお金がない企業の質の低い広告が、表示されやすくなってしまったのです。

Googleの姿勢は下品な広告を禁止している

Googleの姿勢としても、下品と捉えられるような広告は禁止しています。

グーグル広報部に見解を問うと、

「Googleでは、広告をすべてのユーザーにとって安全かつ適切なものに保つために、システムによる自動評価と人による評価を組み合わせて、掲載される広告はGoogleの広告ポリシーに準拠していることを審査しています。このポリシーでは、性的描写が露骨なコンテンツ、著作権で保護されたコンテンツを不正に使用する広告、薬機法や景表法なども含め、広告掲載地域の法規制に準拠しない広告は禁止しています」

YouTube広告が「無法地帯」化アダルト、情報商材、怪しいサプリ...背景にコロナ禍かより引用

またポリシーに違反している可能性があるものを見かけた場合は、報告するようにも求めています。

《実際に法律に違反したとされる広告》

  • 宿便が出て痩せるサプリメントの広告
  • 脂肪を溶かすサプリメントの広告
  • 1ヶ月で10キロ痩せるサプリメントの広告
  • 髪の毛が生える育毛剤の広告
  • バストアップするサプリメントの広告
  • 楽に儲かる投資商品の広告
  • 医薬品ではないのに、そうであるかのような表現をしているもの
  • 医薬品以外では認められない表示をしているもの
  • 効果が証明されていない過度な表現
  • 投資詐欺(ポンジスキーム)

何を下品と捉えるかは人それぞれ

YouTubeで下品な広告が表示されるのは紹介したような原因があり、企業側も対応しています。

ですが、対応が追いついていないのが現状のようです。

下品さに不快になる気持ちはわかるのですが、そもそも何を下品と捉えるかは人それぞれです。

それに商品やサービスによっては、上品さが適さないものもあるでしょう。

下品と思われる広告の方が訴えるチカラが強く、効果があるのならばなくなることはないのではないでしょうか。

抗議をしたところで無意味かもしれません。

そんなことをするよりも、自ら広告を表示されないように対策した方が近道です。

次項でやり方を紹介します。

YouTubeで下品な広告を表示させない方法

ここでは、YouTubeで下品な広告を表示されない方法を紹介します。

広告の表示を停止する方法

流れてきた広告の下の段に「!」マークがあります。

(画像は筆者作成:著者によるスクショ)

それを押すと「マイアドセンター」が表示されますので、「ブロック」です。

(画像は筆者作成:著者によるスクショ)

確認画面になりますので、「続行」を押せばOK。

(画像は筆者作成:著者によるスクショ)

これで下品と感じた広告は、表示されることはありません。

関連動画に表示される広告を非表示にする方法

関連動画に表示される広告を、非表示にすることもできます。

「・・・」マークを押します。

(画像は筆者作成:著者によるスクショ)

先ほどと同じく「マイアドセンター」が表示されますので、同じ作業をするだけです。

YouTubeで広告を表示させない方法

YouTubeの下品な広告だけでなく、広告そのものを表示させない方法があります。

下品だと感じるたびに1回1回作業するのもめんどうですし、広告はそもそも視聴の邪魔と感じている人もいるでしょう。

かんたんな作業で、YouTube広告を表示させないほうが快適ですよ。

(記事の冒頭で紹介した内容です)

YouTube広告を消す方法は3つあります。

YouTubeプレミアムに加入する

(※ 出典:YouTubePremium

YouTubeプレミアムは、YouTubeが提供している「有料」サービスです。

料金は月額1,280円。

YouTubeプレミアムに加入すれば、広告が表示されることはなくなります。

拡張機能をつかう

AdBlock

(chromeウェブストアより)

Googlechromeの拡張機能である「AdBlock」をつかう方法でも、YouTube広告は消せます。

Braveブラウザをつかう

(公式サイトより)

「Brave」とは、次世代高速ブラウザ。

Braveには広告をブロックする機能が搭載されています。

ですから、ブラウザをBraveに変えることでも、YouTube広告をブロックできます。

無料で使えて、はじめかたはダウンロードするだけ。

詳しい方法と手順は、以下の記事で解説しています。

(関連記事:YouTube広告が多すぎてうざい!消す方法はこの3つです)

まとめ

今回は、「YouTube広告が下品」であることについてお伝えしました。

無料でコンテンツを視聴できる以上、広告は仕方がないにしても、下品なものは嫌ですよね。

ですが、広告主側にも理由があり、YouTube側にも理由があります。

それに、どんな広告を下品と感じるかは人それぞれ。

下品である、不快であると訴えることもできますが、対処方法は用意されています。

無料でかんたんな方法もありますので、さっさと対応して快適なYouTube視聴をした方が良いでしょう。



(ライター:とーひー

  • この記事を書いた人

マネーリテラシー編集部

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