仮想通貨の「リップル」は、いったいどこまで上がるのか?
2023年11月下旬現在、仮想通貨への期待が高まっています。
それにともない、ビットコインをはじめ各種の仮想通貨の値段が急騰。
仮想通貨として常に上位にある人気の「リップル」。
果たして、どこまで上がるのでしょうか?
- リップルに将来性はあるのか?
- それとも、将来性はないのか?
仮想通貨初心者さんでもすんなりと理解できるように、書いています。
ぜひ、最後まで読んでください。
(この記事での「仮想通貨」とは「暗号資産」のことです。)
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リップルはどこまで上がるのか?
仮想通貨のリップは、いったいどこまで上がるのか?
「〇〇円まで上がる!」
という具体的な答えが欲しいのはわかります。
ですが、短絡的に動くと損することも。
リップルの価格は、上がる要素があります。
まずは、リップルの有望な取り組みや実績を見ていくこととしましょう。
リップルとは
通貨名 | XRP |
発行元 | リップル社 |
公式サイト | https://xrpl.org/ |
リップル(XRP)は、アメリカのリップル社が発行している仮想通貨です。
XRPと表記されることもあります。
仮想通貨のランキングでは常に上位
リップルは、仮想通貨の中でも人気が高く常にランキング上位をキープしています。
(※ 出典:暗号資産時価総額上位100)
仮想通貨は世界で1万種類以上もあると言われています。
その中で、日本の仮想通貨取引所で取引できるのは20銘柄程度。
リップルは選ばれし銘柄で、その中でも5位以内ならなかなかの実績です。
リップルの開発目的
リップルの開発目的は、国際送金に関する課題を解決すること。
「より安いより速い取引」を可能とすることです。
ビットコインとの違い
リップルは仮想通貨ですが、仮想通貨の元祖である「ビットコイン」と大きく違う点があります。
管理の仕方です。
ビットコインが「分散型」に対して、リップルは「中央集権型」を採用。
(※【中央集権型のデメリット/分散型のメリット】ブロックチェーンの活用事例をわかりやすく解説より抜粋)
そういっても、わかりにくいところがあると思います。
ここで「ビットコイン」の話や、「分散型」について語ってもややこしくなるだけ。
リップルは、通常発行されているお金(円・ドル・ポンドなど)に近いと思えば問題ありません。
リップルの特徴
リップル(XRP)の特徴は、主に4つ。
国際送金に特化
リップルの課題目標は、国際送金の効率化です。
【現状の国際送金】
従来型の国際送金は、複数の銀行を中継して行われています。
複数の銀行を通すために「手数料」が高くなり、送金にも数日の時間がかかります。
リップル(XRP)を使うことで、中継銀行を必要とせず海外送金できます。
手数料が安くて速い
国際送金の問題点である「手数料の高さ」と「時間がかかりすぎる」ことを解決する手段として開発されたリップル(XRP)
手数料はわずか0.15XRP(10円ほど)
送金時間は、3秒。
他の仮想通貨と比較しても、その差は歴然です。
(※ 出典:CoinPartnerより)
中央集権型である
(ここからは、仮想通貨について知識がある人向けです。まったく知識がない人は飛ばしてもらってok。)
リップル(XRP)は、運営元のリップル社が管理する中央集権型の仮想通貨です。
仮想通貨はビットコインからはじまりました。
前述の通り、ビットコインが採用しているのは「分散型」ですので、仮想通貨といえば「分散型」のイメージがあります。
【主な中央集権型の仮想通貨】
- リップル(XRP)
- ステラルーメン (XLM)
- バイナンスコイン (BNB)
すでに発行済みである
(ここも、仮想通貨について知識がある人向けです。まったく知識がない人は飛ばしてもらってok。)
リップルは、発行上限としている1,000億枚をすでに全部発行済みです。
通貨の仮想通貨はマイニングという手順を踏み、少しずつ発行されていくもの。
リップルはすでに発行済みであり、リップル社が保有しつつ少しずつ市場に出していくやり方を採用しています。
リップルはどこまで上がるの?:将来性
基軸通貨になるかも
リップルが「国際的な基軸通貨」となる可能性を指摘する声があります。
リップルは、「速くて安い国際送金」を実現するために開発されました。
この有益性がもっと浸透していけば、実現するかもしれません。
基軸通貨となれば、世界中の人々がリップルを欲しがります。
現在の「米ドル」の位置に、リップルがなるかもしれない。
非常に夢があります。
(※ 出典:基軸通貨とは)
すでに発行済みである
リップルは、発行上限としている1,000億枚をすでに全部発行済みです。
従来のお金のようにいくらでも発行できると、結局はお金があふれることになるので価値が下がってしまいます。
リップルにはその心配がありません。よって、価値が保たれると期待できます。
すでに多くの金融機関が参加
リップル社は国際送金ネットワーク「Ripple Net」を提供し、世界300社以上の金融機関がすでに参加しています。
この実績をもとに、さらに多くの金融機関が参加する可能性は十分にあります。
アジア圏での普及
アジアはこれから経済発展していく市場です。
特にインドの発展が目覚ましい。
(※ 出典:1からわかる!インド(1)世界3位の経済大国に!成長のワケは)
インドを中心として、アジアが大きな経済圏として発展していくでしょう。
リップル社は、2021年にアジア大手の送金サービスである「Tranglo」と提携。
アジアでも送金サービスとしてリップルが使えるようになりました。
アジアの発展とともに、リップルが活用されていく可能性は十分にあります。
法定通貨としての検討
リップルが法定通貨として利用が進むのかどうかも、注目されるところです。
実はアラブ通貨基金のCBDCの代替案として、リップルが検討されています。
【CBDCとは】
一般に「中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)」とは、次の3つを満たすものであると言われています。
(1)デジタル化されていること、(2)円などの法定通貨建てであること、(3)中央銀行の債務として発行されること。
(※ 出典:(Central Banl CD)日本銀行公式サイトより)
一歩近づくニュースが↓
ドバイ金融サービス局(DFSA)がドバイの暗号資産制度の下でXRPを承認したと発表した。
これにより、金融の実験場であるドバイ国際金融センター(Dubai International Financial Centre)の認可を受けた企業が暗号資産サービスの一部としてXRPを組み込み、顧客に提供することができるようになる。
(※XRPが10%急騰──複数の機関がリップルのサービスを採用より引用)
リップルはどこまで上がるのか?:専門家の意見
将来性のあるリップルですが、ではどこまで上がるのか?
専門家はどう見ているのでしょうか。
2023年11月19日のチャートでは「90.44円」
この1週間で一時的には「108円」まで上昇したのですが……。
近い将来「1ドル=約150円」を超えることはあるのでしょうか?
・XRP価格は1ドルを突破することができるか? 今後注目すべき点を分析
以下の海外メディアでは、2032年までの予想が記載されています。
(※ 出典:changelly blog)
5年後には、「1,000円」を超えるのでは?との予測ですね。
いくつかのメディアのまとめ情報(2020年と古い記事ですが)
2030年には、「2,000円」を超えるのではという予測まであります。
リップルに将来性はない!?その理由
将来性のあるリップルですが、期待できないという話もあります。
どのようなものがあるのでしょうか?
裁判中である
リップルは現在、SEC(アメリカ証券取引委員会)と裁判中。
裁判の結果によっては、リップルの価格が下落すると不安がられています。
今のところ、リップルが優勢です。すでに勝利しているというメディアも。
(※ 出典:米SECがリップル裁判でCEOらへの告発棄却)
価格の変動が激しい
リップルは価格の変動が激しく、通貨としての役割は果たさないのでは?との懸念があります。
仮想通貨に関する法整備も追いついていません。
ただ提携金融機関は増加しています。
またリップルは中央集権的管理ですので、既存の通貨制度との相性も良い。
今後はCBDCとして、認められていく可能性も十分にあります。
リップル社の動向
リップル社の元創設者が、リップルを90億円以上も売却したことがあります。
大量に売却すれば価格は下落しますので、また誰かがやるのでは……という懸念はあります。
リップルはリップル社が保有しており、リップル社が売ることはないでしょう。
しかし、前例があり元〇〇がまた売却の恐れはあります。
リップル購入の注意点
リップルは将来性がありますが、注意点もあります。
煽りに注意
リップルは「絆銘柄」と呼ばれています。
これはリップルを信じるグループの人たちによって、価値が保たれているというもの。
それ自体は悪いことではありません。
ですが、リップルの将来性を信じるあまり「煽る」人も少なからずいるようです。
「リップルは今後100万円になる」とまで主張するものも。
煽りに惑わされず、冷静な判断が必要です。
買いすぎに注意
どれだけリップルが有望だと思っても、買い過ぎには注意です。
インフルエンサーと呼ばれる人の中で、仮想通貨を推している人でさえ冷静に行動しています。
↓はNFTプロジェクトを運営する、「けんすう」さんのポスト。
NFTとは、仮想通貨のテクノロジーを用いたデジタル資産です。
つまり、仮想通貨のビジネスを積極的に行っている方。
その方の仮想通貨の買い方でさえ、このくらいなのです。
けんすうさん以外のNFTプロジェクトをやっている人でも似たような傾向。
資産は基本的に株式(または投資信託)で運用しており、仮想通貨は総資産の1割程度のようです。
【結論】リップルはどこまで上がるのか?
リップルはどこまで上がるのか?
その答えは「わからない」です。
残念ながら、未来のことですので誰にも分からないというのが本当のところ。
むしろ「〇〇円にまで絶対に上がる!」「だからリップルを買っておけ!」と煽ってきたら詐欺です。
しかし、記事で紹介した通り、リップルは有益な取り組みがあり、信頼を着々と築いています。
現在は「100円前後」将来性を考えるとまだ安いかもしれません。
まとめ
今回は、リップルはどこまで上がるのか?について解説しました。
リップルには「効率の良い国際送金を実現させる」という目的があります。
仮想通貨はビットコインをはじめ、ちょっと理解が難しい。
その点リップルは従来型の通貨制度の延長線上にあり、わかりやすいのではないかと思います。
つまり、受け入れやすくもある。
今後法定通貨として採用されるかもしれません。
採用されれば当然リップルを買う人は増えるので、価格は上昇するでしょう。
せっかくリップルに興味を持った今、少しだけ購入しておくと儲けられるかもしれません。
将来性の高いベンチャー企業の株を買うようなものかも。
リップルの購入は仮想通貨取引所でできます。
仮想通貨取引所の口座を持っていない人は、この機会にせっかくですから口座しておきましょう。
仮想通貨取引所の口座は以下から無料で開設できます。
(ライター:とーひー)
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