「短期間で10万円を確実に増やす方法ってない?あればぜひ知りたい!」
「お金を増やすには資産運用が良いって聞いたけど、どれがおすすめ?あと資産運用を始めるときの注意点ってある?」
そんな悩みを抱えていませんか?
結論を言いますと、短期間で10万円を確実に増やす方法はありません。
お金を増やす方法には資産運用やギャンブルがありますが、どちらにしろリスクを把握する必要があります。
なお、お金を増やすのであればギャンブルではなく、資産運用を選びましょう。
そこで、この記事では、10万円の元手資金を増やす方法などについて、以下を詳しく解説します。
- 短期間で確実に増やす方法はない理由
- おすすめの資産運用7選
- 資産運用を始める際の注意点6選
この記事を読むことで、自分に合った資産運用で安全にお金を増やすことが可能になります。
ぜひ最後までお読みください。
【結論】短期間で10万円を確実に増やす方法はない【リスクを把握】
結論ですが、短期間で10万円を「確実」に増やす方法はありません。
お金を増やす方法としては資産運用やギャンブルがありますが、どちらも確実に増やすことは基本的には難しいといえます。
お金を増やすには、リスクを把握する必要があります。
資産運用にしろギャンブルにしろ、事前にリスクを把握し、どの程度損失を受け入れられるかを考えることが重要と言えるでしょう。
なおギャンブルでお金を増やすことは、おすすめできません。
勝てば大きなリターンを得られる可能性がありますが、負けたら一瞬で資産を失います。
さらに長い目でみると、ギャンブルはお金を少しずつ減らすものになります。
反面、資産運用は基本的には「複利効果」を活用して、ゆっくりですが着実に資産を増やしていくことが可能です。
「複利効果」とは、投資した金額の利益に対して、さらに利益がつく効果をいいます。
中・長期的な目線が必要ですが、複利効果を上手に活用できれば、10万円もほぼ「確実」に増やせることでしょう。
そんな資産運用ですが、次の項目で10万円の元手でできる7つの資産運用を紹介します。
10万円の元手でできる資産運用7選
10万円の元手資金でできる資産運用として、以下の7つがあります。
- 投資信託
- 株式取引
- ロボアドバイザー
- 個人向け国債
- 不動産クラウドクラウドファンディング
- FX取引
- 仮想通貨
1つずつ解説していきます
①:投資信託【初心者向け】
投資信託は、初心者向けで10万円の元手資金できるおすすめの資産運用です。
投資信託とは、投資家から集めた資金を元に、投資のプロが株式や債券などに投資運用し、その成果として生まれた利益を分配するという仕組みの金融商品です。
中・長期的な目線で安定して資産を増やしたい場合、特におすすめできます。
市場全体の動きを表す指数に連動した成果を目指す投資信託である「インデックスファンド」に分散投資すれば、年5%ほどのリターンが期待できるでしょう。
投資で得た利益には20%ほどの税金がかかりますが、NISA(小額投資非課税制度)を活用すれば、非課税でお得に運用できます。
なお投資信託は、積立投資が前提の金融商品です。
10万円を投資したあとも継続して積立することが、複利で利益を出すために重要なこととなります。
月々100円からでも可能なため、資産運用として投資信託を選ぶ際は、できるだけ積立投資することをおすすめします。
上記でインデックスファンドを紹介しました。
そこで、初心者向けのインデックスファンドとして「オールカントリー」と「S&P500」という商品があります。
以下の記事では、オールカントリーとS&P500のメリットとデメリットなどを解説しています。
10万円の元手資金で投資信託を始めようと考えている場合、併せてぜひお読みください。
関連記事:オールカントリーかS&P500を両方買うのは得策か?メリットとデメリットを比較【初心者注目】
②:株式取引【単元未満株】
いつも利用している商品を販売している企業や応援したい企業があれば、株式取引もおすすめです。
株式取引では、利益として「配当金」や「株主優待」が受けられます。
欲しい株式優待がある企業に投資するのも良いでしょう。
ただし株主優待をもらうには、基本的に100株単位(単元株)の保有が必要ですが、10万円では購入できる企業の株式は限られます。
その場合、単元未満株の活用をしましょう。
単元未満株であれば1株単位で購入できるため、初心者でも株式投資が始められます。
10万円で単元未満株を購入し、その後に余裕があれば追加の資金を投入して単元株を目指しましょう。
単元未満株の取引ができる証券会社まとめ ・SBI証券(S株) ・楽天証券(かぶミニ) ・auカブコム証券(プチ株) ・SMBC日興証券(キンカブ) ・マネックス証券(ワン株) ・岡三オンライン(単元未満株) |
実は単元未満株でも、株主優待が受けられる銘柄もあります。
以下の記事では、単元未満株でも株主優待が受けられる計25の銘柄を紹介しています。
併せてぜひ記事を読んで、単元未満株で株主優待の恩恵を受けましょう。
関連記事:【お得に投資】端株優待の銘柄の選び方と最強の優待5選を大公開
③:ロボアドバイザー【初心者向け】
ロボアドバイザーは、初心者向けの資産運用としておすすめできます。
ロボアドバイザーとは、AIが自動でポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)の提案や運用を行うサービスです。
ロボアドバイザーには「投資一任型」と「アドバイス型」がありますが、初心者におすすめなのは「投資一任型」です。
「投資一任型」であれば、ポートフォリオの提案だけでなく作成、運用はもちろんリバランス(投資配分が崩れた際の調整)まで自動で行ってくれます。
運用をお任せする分、手数料がかかりますが、手間なくほったらかしで資産運用が始められます。
ただしロボアドバイザーも投資信託同様、積立投資が前提です。
10万円を投資したあとも継続して積立することは、複利で利益を出すためにも重要なポイントです。
月々100円や1,000円からでも積立できるロボアドバイザーもあります。
資産運用としてロボアドバイザーを選ぶ場合、可能な限り積立投資することをおすすめします。
月々100円から1,000円で積立ができるロボアドバイザー(投資一任型)まとめ ・らくらく投資(楽天証券、100円~) ・SBIラップ(SBI証券、1,000円~) ・SMBCロボアドバイザー(三井住友銀行、1,000円~) ・ON COMPASS(マネックス・アセットマネジメント、1,000円~) |
④:個人向け国債【初心者向け】
個人向け国債は基本的に元本割れはないため、初心者におすすめできる資産運用です。
個人向け国債は、一定期間、国にお金を貸すことで継続的に利子を得ます。
原則1年は解約できないため、貸したお金は拘束されますが、満期まで保有すれば元本割れはありません。
ただし、ほかの資産運用に比べて金利が低い傾向にありますが、リスクを避けて安定性を考えるなら個人向け国債はおすすめです。
なお個人向け国債の満期は3年、5年、10年と、中・長期間の運用が前提です。
10万円を増やすのに期間は設けていない場合、個人向け国債の購入をおすすめします。
個人向け国債を購入する場合、財務省ホームページの「個人向け国債窓口」にて、取り扱っている金融機関を公開しているため、一度確認しましょう。
⑤:不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングも、10万円の手元資金でできる資産運用の1つです。
不動産クラウドファンディングとは、運営会社が出資者から資金を集め、不動産を購入、運用し、得られた賃料などの利益を出資者に還元するサービスです。
不動産の運用や維持管理もすべて運営会社が行うため、手間なくほったらかしで資産運用ができます。
ただしデメリットとしては、途中解約ができず、一定期間、お金が拘束される点が挙げられます。
そのほか、運営会社の倒産リスクもあります。
倒産した場合、貸したお金が返還されない可能性もあるでしょう。
10万円を元手資金に不動産クラウドファンディングを始める場合、運営会社を見極める必要があります。
運営会社の見極めに、利用者の意見を参考にするのも1つの方法です。
以下の記事では、不動産取引のプロである「宅建士」の資格を持った人が不動産クラウドファンディングを利用してみた体験談を紹介しています。
併せて、ぜひお読みください。
関連記事:【実体験】不動産投資クラウドファンディングをやってみた
⑥:FX取引(外国為替証拠金取引)
FX取引では、レバレッジ(預けた資金よりも大きな金額を取引できる仕組み)により、口座に預けた保証金の最大25倍(個人口座の場合)もの金額を取引できます。
国内FX業者のレバレッジは最大25倍までで、10万円の手元資金があれば最大250万円の取引が行えます。
しかし、FXのメリットでもあるレバレッジは極めてリスクが高く、初心者にはおすすめできません。
最悪、借金を負う可能性すらあります。
10万円を増やそうと思ったけど気づいたら借金をしていた、なんてことになれば目も当てられません。
それでも挑戦しようと考えた場合、以下のような決めごとを作りましょう。
- 少額から挑戦する(松井証券FXは100円から投資可能)
- 損切りラインを決める
- レバレッジを落として取引する
- 事前にデモトレードアプリで勉強する(後ほど紹介)
FX取引に挑戦してみて自分には合わないと感じたら、ほかの資産運用に切り替えることをおすすめします。
5万円の元手で、250万円の利益を得た人の体験談に興味はありませんか?
以下の記事では、FXで5万円から利益を増やした体験談や方法、注意点を紹介しています。
ぜひ読んで参考にしてください。
関連記事:FXで資金5万円から増やす方法はある?経験者が徹底解説
⑦:仮想通貨
仮想通貨は、電子データのみでやりとりされる通貨です。
「ビットコイン」や「イーサリアム」などは、知名度が高い仮想通貨ではないでしょうか。
仮想通貨は、国が発行する法定通貨のように現物は存在しません。
基本的に、インターネット上での取引のみに利用されます。
仮想通貨のメリットは、価格の変動率の高さから大きな利益を得られる可能性があることです。
2024年6月7日に過去最高額である「1BTC=1,124万8,000円」を記録したビットコインですが、1年前である2023年6月7日は、1BTC=380万円ほどでした。(出典:Coincheck、CoinMarketCap)
1年で、700万円以上も値上がりしたことになります。
しかし、この仮想通貨の価格の変動率の高さは、デメリットにもなりえます。
1日で10%を超える暴落も、珍しくはありません。
2021年11月8日に当時過去最高額の「1BTC=約776万円」を記録したビットコインですが、1年後の2022年11月頃は、半値以下の1BTC=約230万円でした。(出典:Coincheck、CoinMarketCap)
そのほか最大のデメリットとしては、税制面にあるでしょう。
仮想通貨で得た利益は「雑所得」扱いのため、最大55%の税金がかかります。
せっかく得た利益も、半分以上は税金で徴収されることになります。
SNSなどで仮想通貨の魅力をうたっている投稿も見られますが、メリットだけでなくデメリットも冷静に理解して始めるかどうかを検討する必要があるでしょう。
それでも仮想通貨を始めたい場合、以下の記事が参考になります。
仮想通貨の銘柄選びの重要性や選び方、注意点などを解説しています。
仮想通貨取引に失敗しないためにも、ぜひ併せてお読みください。
関連記事:【2024年版】初心者向け仮想通貨おすすめ銘柄5選
10万円の元手で資産運用を始める際の注意点6選
10万円の元手で資産運用を始める際には、注意すべきポイントがあります。
それが、以下の6つです。
- 生活資金で投資しない
- 元本保証の投資はない
- 追加の資金投入も検討する
- デモトレードを活用する
- 投資勧誘はまず疑う
- ギャンブルは避ける
1つずつ解説していきます
①:生活資金で投資しない
もし元手資金の10万円が生活資金である場合、資産運用を始めるべきではありません。
資産運用は、基本的に余剰資金で始めるものです。
資産運用に生活資金を使ってしまうと、損失があった場合に、急な出費や毎月の定期的な支払いに影響が出ます。
損失を埋めるために、借金を負わないといけなくなる可能性も出てきます。
お金を増やすために始めた資産運用で借金をしては元も子もないため、生活資金には手を付けないようにしましょう。
②:元本保証の投資はない
資産運用に元本割れはつきものです。
10万円の元手資金を減らしたくないと考えるかもしれません。
しかし、短期間で確実にお金を増やす方法はありません。
元本保証でお金を増やしたい場合、個人向け国債がありますが、確実に増やす場合、3年以上お金を拘束する必要があります。
そのほか元本保証では「普通預金」がありますが、利回りが高くても年0.05%ほどと、超低金利でおすすめできません。
資産運用には元本保証はなく、リスクとリターンは表裏一体ということを理解しておきましょう。
③:追加の資金投入も検討する【10万円だけは複利効果を受けにくい】
10万円の手元資金で資産運用を始めても、複利効果を得にくいのは事実です。
追加の資金投入を検討する必要があります。
例えば、インデックスファンドの場合、年5%ほどのリターンが期待できます。
10万円の投資額では、年5,000円ほどのリターンしか期待できません。
この投資額が50万だと年2万5,000円、100万円だと年5万円のリターンが期待できるようになります。
このように複利の恩恵を受けるには、追加の資金を投入する必要があることを理解しておきましょう。
月々100円からでもできる投資信託やロボアドバイザーなどもあるため、無理のない範囲で資金を投入することをおすすめします。
④:デモトレードを活用する【お金をかけずに投資体験】
お金をかけずに投資体験ができるデモトレードアプリもあります。
一度、デモトレードアプリを利用してみて、どの資産運用が自分に合っているかを確認してみても良いでしょう。
現在、グリーンモンスター株式会社が、投資初心者に向けて、以下のデモトレードアプリを提供しています。
そのほか
といった資産運用の勉強用説明書も提供しています。
資産運用を始めるのが不安な場合、事前にデモトレードアプリを活用して、投資の体験をしておきましょう。
⑤:投資勧誘はまず疑う
初心者を狙った投資詐欺には、注意が必要です。
元本保証でかつ、高利回りをうたう投資は、99%詐欺だと思ったほうが良いでしょう。
残り1%を探すのも良いですが、多くの場合、知識が必要ですし、膨大な時間も必要です。
そのほか、誇大広告があったり、オンラインサロンへの入会の勧誘があったりすると詐欺の可能性が高いといえます。
詐欺を見分けるためには、マネーリテラシーを身につけることが何より必要といえるでしょう。
当サイト「マネーリテラシーニュース」は、体験談を含めた資産運用に関するさまざまな情報を発信しています。
ぜひほかの記事も読んで、ご活用ください。
⑥:ギャンブルは避ける【趣味の範囲で留める】
ギャンブルでお金を増やそうという選択肢は、おすすめできません。
宝くじや公営競技、サッカーくじの還元率は、基本的に100%を下回っています。(出典:総務省「宝くじ・公営競技・サッカーくじの実効還元率 資料3」
長い目でみると、ギャンブルはお金を少しずつ減らすものになります。
もちろん、趣味の範囲で楽しむことには何ら問題はありません。
しかし「お金を増やす」目的で、ギャンブルをすることは避けましょう。
まとめ
この記事をまとめると、以下のとおりです。
- 短期間で10万円を確実に増やす方法はない
- お金を増やす方法としておすすめなのは、資産運用
- 10万円の元手資金でできる資産運用は、以下の7つ
- 投資信託
- 株式取引
- ロボアドバイザー
- 個人向け国債
- 不動産クラウドクラウドファンディング
- FX取引
- 仮想通貨
- 資産運用を始める際の注意点は、以下の6つ
- 生活資金で投資しない
- 元本保証の投資はない
- 追加の資金投入も検討する
- デモトレードを活用する
- 投資勧誘はまず疑う
- ギャンブルは避ける
短期間で10万円を確実に増やす方法はありませんが、資産運用であれば時間はかかりますがお金を増やせます。
この記事を参考に、中・長期的な目線を持って、自分に合った資産運用でお金を増やしていきましょう。