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メンタル悪化による休職から社会復帰して4年間以上も働き続けた極意を語ります【体験談】

コロナ前に新卒で医療機関に就職しました。ブラック医療で毎日暴言と罵声三昧の中での過労死ライン勤務でした。

パワハラによって、ドクターストップに追い込まれ休職となりました。

一切、職場から事務手続きについて教えてもらえることはなく、すべ自力での手続きです。

パワハラによって、地獄に突き落とされた私が社会復帰を遂げた壮絶な体験談を語ります。

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私が休職になった原因

新卒2年目のときに突然、部署異動を命じられ、休職した先輩の仕事を引継ぎなし&マニュアルなしで押し付けられました。また、産休・育休取得予定者の引継ぎも追加され滅茶苦茶でした。上司及び妊婦の職員から一切「産休・育休の取得についての報告」がなかったことがとても悪質です。

全く何も知らされてない若手の私は、とても困惑している状態です。

妊婦の職員から毎日暴言と罵声、舌打ちのパワハラ引継ぎで毎日泣かされ、精神的DVによって恐怖に支配されていきます。

精神的不安定になりミスと失敗の連続や倒れたことでドクターストップとなりました。

精神科や心療内科の選び方

私以外に数名の先輩がパワハラによって休職に追い込まれました。

先輩が提出した診断書を「嘘の診断書」と産業医が周囲に話して不当な扱いをしていたことをしっていた私は、病院を慎重に選びました。

私が通院する精神科は、地元で有名な大学病院系列のクリニックです。

理由は以下の通りです。

  • ①自宅から近かったこと
  • ②リワーク(復帰プログラム)が完備されている
  • ③ブラック医療と大学病院は取引があり、大学病院名があれば不当な扱いを受けないと確信があった
  • ④主治医が比較的 私の希望も取り入れてくれる傾向があった

 

病院選びで重要なのは、主治医の治療方針に納得し信頼できるか?です。

NG病院

  • ① 患者の話を聞かずに一方的に診断する 
  • ②しっかりとした治療方針を説明せずに薬を増やしたりすぐに変えたりする

メンタル系の薬の中には副作用でる場合があり、体調に大きく影響します。私も一度、服用した薬でめまいが激しく服用中止になりました。

病院との相性はとても重要です。初めて精神科・心療内科を受診する際は、最低2箇所の病院に行き、初診を受けてみて比較し決めてみるのもありです。

精神科と心療内科の違い

精神科

「心の症状や病気を専門として、心の病気そのものの治療を行います。落ち込みやイライラ、落ち着かないなどの気分症状、眠れなかったり、寝過ぎてしまうなどの睡眠症状、幻聴や幻覚などの精神症状のほか、こだわりや物忘れなどの認知症も対象で、うつ病や躁うつ病、統合失調症、パニック障害などの不安障害、脅迫性障害やPTSDなどの心の病気の診療を行なっています。」

心療内科

「様々なストレスが要因で、身体に症状が現れる症状を扱う診療科です。吐き気や頭痛、強い動悸が続く、下痢・腹痛、血圧が高くなる、ぜんそくなどの身体の不調の背景に、心理的なきっかけやストレスが思い当たる時は心療内科が専門となります。

身体の不調で専門科を受診したのに検査結果に異常が認められない場合に、心療内科へ相談することで、つらい症状の治療につながるケースもあります。」

引用先:南港クリニック

休職期間の過ごし方

*個人差があり、病名によって適切な過ごし方があります。

必ず主治医の方針のもとに従って参考にしてください。

休職期間の過ごし方の心得

  1. 心と体を休めることをモットーに
  2. 規則正しい生活を心掛け、リズムを整える
  3. 気分転換をする
  4. 焦らずにしっかり治す

私の休職期間は約半年間です。

休職直後は、過労死ライン労働で睡眠負債が貯まっていたこともあり、好きなだけ寝てました。

当時 とてもよかったことは、「目標」という原動力があったことです。

習っていた武道の道院仲間から大会出場への誘いがあり、一度は断りましたが…

仲間の励ましもあり「全国大会」を目指して、練習を開始しました。

うつ病ですぐ疲れてしまうことが多く、仲間たちに心配と迷惑をかけました。

大会練習を生活の中心にし、練習と休養のON OFFを徹底的に心がけ改善していきました。

「全国大会出場」という目標が私の心を強くし、全国大会出場を果たしたことでうつ病に打ち勝って自信を取り戻した瞬間でした。

また、学生以来、人間らしい生活を過ごし、生きている開放感をとても実感しました。

*休職期間中は、『脳を休める』ということがミソです。

会社での休職事務手続き

休職する際は、まず「就業規則」を必ず確認してください。

就業規則に休職についての項目があり、会社によって対応が違います。

休職する際は、上司に「診断書」と「休職届」等を提出します。

また、休職中に手続きについても無理しない範囲で確認ができることがベストです。

休職中は給料の代わりに傷病手当金が支給されます。

1年以上勤務で保険組合に加入している人が支給対象者です。

詳しくは以下の執筆された方の記事を参考に

参考記事:【体験談】うつ病で実際に傷病手当を受給して感じたこと

医療費の補助

メンタルは簡単に治るものではなく、長期間の付き合いが必要です。

そこで、経済的負担を減らす制度があります。

自立支援医療制度

通院に限り医療費自己負担分の一部が補助される制度です。

原則1割負担となり、とても助かります。

*補助が受けられる病院が指定されているので、自治体のHPを確認しください。

対象者 統合失調症、躁うつ病、うつ病、てんかん、認知症など

必要な書類(例)

  • 1.申請書
  • 2.保険証(医療保険の被保険者証)の写し
  • 3.医師の診断書(申請日から概ね3か月以内に作成されたもの)
  • 4.マイナンバーがわかるもの

社会復帰と退職の決意

社会復帰のきっかけと退職まで

社会復帰のきっかけは、要因は「職場への激しい怒りと憎悪」でした。

休職中 ボーナス支給日に通帳を確認したら、全く支給されていませんでした。

ボーナス支給される直前にドクターストップに追い込まれたこともあり、0はとても納得できません。

ダメ元でボーナス0の評価に対しての見解を職場に回答請求しましたが、返答なし。

その瞬間、「職場は私を『駒』として利用し、使い捨てされた。復帰しても居場所はない。どうせ退職するなら、怖くないしボーナスを取り返す」と決めました。

違法性を指摘してボーナスを取り返すことに成功しました。

転職

転職は、休職3か月経過あたりから、パート求人を調べました。

ブラック医療にて、無謀な仕事を無理矢理押し付けられたこともあり、正社員に嫌気を感じていたのです。

いきなりフルタイムの復帰はオススメしません。

出勤数を調整がきく、パートやアルバイトの求人から社会復帰することが1番の近い道です。

スポーツするのと同じで準備運動なしでいきなり激しい運動したら、ケガにつながります。

それと同じで長期療養からいきなりフルタイムの復帰は、再度の悪化を招くリスクがあります。

職種では、例として掃除、工場のライン、品出し、仕分けなど軽作業の仕事から始める方もいます。

私は、前職の病院関係の仕事の延長戦で選びましたが、向いておらず半年で図書館に転職しました。

本好きだったこともあり、4年間続いています。

自分が長く続けられる仕事を見つけることがとても重要です。

また、リワークなどの復帰プログラムでの利用するのもありです。のちほど、紹介します。

メモ

「うつ病の症状がよくなって普通の生活ができることを、通常、完治とは言わず、『寛解』(かんかい)といいます。

寛解とは、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態を指します。

すなわち、「うつ病」は完治をするのがなかなか難しい病気であることの裏返しなのだと思います。」

引用:「第6章―うつ病を抱えながら働ける9つのヒント(3/9)

メンタル悪化による休職から社会復帰への支援制度

・リワークプログラム

精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。

病院、地域障害者職業センターなどで実施されています。

期間は平均的に3~7か月程度です

プログラム内容はオフィスワーク(個人作業)、グループワーク、ミーティング、内省(休職原因の振り返りなど)、心理教育、認知行動療法・SST・精神療法、軽スポーツ、作業療法、などがあります。

・就労移行支援

障害者の社会参加をサポートする国の支援制度で「障害者総合支援法」に基づく「就労支援サービス」のひとつで、一般企業への就職を目指す障害者を対象に就職に必要な知識やスキル向上のための支援制度です。

期間は2年間になります。

対象者は、「①障害者手帳や障害福祉サービス受給者証の所持者、②18歳以上65歳未満、③ 労働に意欲がある人」です。

*自治体によっても大きく違うので、HPや役所にてご確認ください。

メンタルによる長期休養を繰り返さないための極意

 慌てず長期戦で自分のペースで社会復帰することが重要です。

よく生活費を稼ぐために慌てて働き始める人がいますが、長期休養を繰り返している傾向があります。

私が心がけていること

  1. 家計費を見直して節約を心がける
  2. 単発バイト、パートで体調と相談しながら、慌てずにゆっくり仕事へ徐々に慣れていく。
  3. 福祉サービスへの利用や申請も検討する。
  4. 諦めることも必要

まとめ

メンタル悪化による休職から転職への社会復帰について紹介してきました。

  1. 自分が信頼できる精神科・心療内科を見つけること
  2. 休職前に必ず就業規則の確認
  3. 休職中は徹底的に自分を甘やかして、脳を休める
  4. 医療費補助である自立支援医療制度や就労支援を上手に活用する
  5. 長期休養を繰り返さないために、慌てない。無理せずに体調重視!

休職後の転職or職場への復帰は、会社の環境で決めることが大切です。

復帰までの支援が手厚い場合は無理に転職する必要ありません。

私のようにブラック企業は退職がベストです。

驚いたことは、病気やケガ等に休職制度は、労働基準法や労働契約法の規約にありません。

法的な保護がなく、最悪解雇される可能性もありえます。

産休・育休と同等に休職制度も定め、安心して労働者が働ける制度を創設すべきです。

参考文献

https://doda.jp/challenge/contents/column/133.html

https://www.utsu-rework.org/rework/
https://jobs-college.com/addmission/#page_link1
https://www.kisoku.jp/sakusei/kyusyokugimu.html#:~:text=%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%9F%BA%E6%BA%96%E6%B3%95%E3%82%84%E5%8A%B4%E5%83%8D,%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E7%BE%A9%E5%8B%99%E4%BB%98%E3%81%91%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

ライター名:文本つばき

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マネーリテラシー編集部

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