話を聞く仕事というのがある。
話を聞くだけで、お金が稼げるなんて魅力的。
しかも、在宅でできるならいうことなしの仕事。
そう思いますよね。
実際に、「話を聞く仕事」はありますし、在宅でスマホさえあればできます。
手軽で非常に良いのですが、注意点も!
《この記事でわかること》
- 在宅で話を聞く仕事には、どんなものがあるのか
- 在宅で話を聞く仕事は、どうやったらはじめられるのか
- デメリットや危険性も
著者の体験談からのアドバイスもありますので、ぜひ最後まで読んでください。
在宅で話を聞く仕事の種類
在宅で話を聞く仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。
コールセンタースタッフ
お客様からの問い合わせなどに、対応するコールセンタースタッフ。
以前はオフィスで行われる仕事でした。
しかしコロナ禍の影響などでリモート化が進んだこともあり、在宅でも行える仕事になっています。
占い
最近非常に人気が高いのが、電話占い。
コロナ禍で不安を感じる人たちが、電話で相談できることで多くのユーザーを獲得しました。
占いの知識やスキルがあれば、スマホ1つで在宅で仕事ができます。
悩みの相談にのることから、カウンセラーと称して募集しているところもあります。
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愚痴聞き
愚痴聞きの仕事もあります。これは単なる話し相手です。
話し相手になるだけですから、なんのスキルも必要ありません。
また、占いと愚痴聞きには、電話ではなくメールやチャットで行うものもあります。
下記のような話もあり、話を聞いて欲しい需要は多いということでしょう。
「チャット占いで月80万円」「“上げ鑑定”で沼る」主婦が陥りやすい“占い依存”の仕組み
在宅で話を聞く仕事をするには
在宅で話を聞く仕事をするためには、どのような手段があるのでしょうか。
募集のあるもの
サービスとして運営されているものに応募するもの。通常の求人です。
女性に限定してスタッフ募集。テレビの情報番組でも紹介されたことがある。
・ヒメサロ
女性に限定してスタッフ募集。電話だけでなく、対面でも対応あり。
女性に限定してスタッフ募集。電話のみ対応。
女性限定ではなく、男性スタッフも募集
他にも、電話占いのサイトでは、占い師(カウンセラー・セラピスト)を募集しています。
利用のさいは、各サイトに記載されている内容をよく確認し、ご自身でよくご検討ください。
安全性を保証したものではありません。
自分で出品するもの
自分で「話しを聞く仕事」を、出品するパターンもあります。
こちらはサービスに登録して、自分が提供できるコンテンツやサービスを買ってもらうもの。
東証に上場している企業もあり、安全性の観点からは利用をおすすめできます。
・ココナラ
・つなぐ
ただし、これらのサービスを利用する場合は、競合が多すぎるのが現状。
下はココナラでの出品数。3万件以上出品されています。
![](https://moneyliteracy.news/wp-content/uploads/2024/04/image.png)
ココナラの画像に著者が加筆
在宅で話を聞く仕事のデメリット
在宅で話を聞くことが仕事になるなら良いですが、デメリットもあります。
実はスキルが必要(傾聴スキル)
話を聞くだけならかんたんだ。そんな仕事なら、自分にもできると思うでしょう。
ですが、ちゃんと相手の話を聞ける人はそれほど多くはいません。
実は、話を聞くことも立派なスキルで傾聴スキルといいます。
相手がいわんとしていることを汲み取る能力。
話しやすい雰囲気作り。
あいづちのタイミング。
求められていないのに相手に話をさせず、自分が話し始めてしまうなどもってのほかです。
話を聞いてもらって良かった。
またこの人に話を聞いてもらいたい。
お金を支払ってまでそう思ってもらうためには、それ相応の対応が求められます。
稼げない
誰でもできるかんたんな仕事だ、などと思っているのは思い違いです。
それではお客様を満足させることはできないでしょう。
そうなると評価も上がらず、新規もリピーターもとれず、結果稼げません。
また「手数料」が発生するために、自分の手元に入る金額は差し引かれます。
思っていたよりも少ないと感じるかもしれません。
仕事を取るのが大変
多くの人がかんたんにできると思っている仕事ですので、競合が多くなる傾向にあります。
前述の通り、ココナラでは出品者が3万人を超えます。
その中から自分を選んでもらうには、際立つアピールポイントが必要でしょう。
誰にでもできると思われているからこそ、誰にもない「特徴」を明確にしないことには仕事を取るのは難しそうです。
男性の募集は少ない
スタッフ募集の場合は女性限定が多い。男性の募集はめずらしい傾向にあります。
ですから、話を聞く仕事を男性がするのは不利といえます。
ですが相談内容やお客様のそのときの気分によって、男性が適していることもあるでしょう。
男性の意見を聞きたいときや、男性の声を聞きたいときなど。
特に声に自信がある方は、やってみる価値はあるでしょう。
実はボランティア
話を聞く仕事といっても、ボランティアでありお金がもらえないものもあります。
仕事といっても、報酬はなし、ボランティアの場合もありますので、注意が必要です。
在宅で話を聞く仕事の危険性
話を聞く仕事は、誰にでもできる印象があります。
安易な考えでお金を稼ごうとする人を狙った危険な例もありますので、ご紹介します。
高い手数料
報酬〇〇円とされていても、そこから手数料が引かれることがあります。
手数料が引かれること自体はむしろ当たり前ですので、それがいくらなのかは事前に確認しておきましょう。
なかには他社よりも高い手数料がかかることもあります。
どんなものにも相場がありますので、他社と比較してあまりにも高い場合は利用を控えた方が良いでしょう。
研修費用
研修費用として、お金がかかる事例もあるようです。
話を聞くだけといっても「傾聴スキル」といわれる立派なスキル。
ユーザーを不快にさせない、ユーザーに満足してもらうためには、それなりの研修も必要でしょう。
納得いくものならば良いのですが、なかには「研修費用」を取るのが目的の悪質なものもあるようです。
詐欺の可能性
仕事の募集自体が、まったくの詐欺の可能性もあります。
かんたんにスマホだけで在宅で稼げると誘っておいて、登録させ、高額の教材を買わされてしまう事例は多々あります。
しかも教材のレベルもかなり低い。
なんの役にも立たない教材のために、借金の返済している人もいらっしゃいます。
共犯者となる可能性も
被害者どころか、自分自身も犯罪者側にされてしまう可能性もあります。
犯罪行為の実行犯の1人とされてしまうもの。
自分はただ話を聞く仕事だと思っていても、それが犯罪計画の一部だったとしたら……。
あなたも、共犯者になってしまいますよ。
こちらの方がはるかに質が悪いので、くれぐれもご注意ください。
逆の立場でまずは体験するのも有効
ここからは、著者の体験談をお伝えします。
話を聞く仕事をしたいなら、まずは自分がユーザーとしてサービスを利用してみませんか?という話です。
サービスの中には、初回〇〇分無料とされているものも。
それを利用しましょう。
体験してみることで、ユーザーの気持ちがわかりますし、話を聞いてくれた相手を冷静に評価もできます。
話を聞く仕事が自分にできそうか?仕事が取れそうか?の判断もしやすくなるでしょう。
(ただし、無料体験には個人情報の入力が求められます。それが嫌ですとできませんが)
まとめ
話を聞く仕事は、誰でもできそうで手軽ですよね。
さらに在宅でスマホさえあればできるなら魅力的。
やってみたくなりますよね。
ですが、その手軽さからか競争率は高い傾向があります。
はじめたはいいけど、稼げない……可能性も。
さらに、怪しい話も多くあり、実際に被害者となってしまう事例もあります。
くれぐれもご注意ください。
(ライター:とーひー)
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