場所を選ばない仕事には、どんなものがあるの?
場所を選ばない仕事、あこがれますよね。
この記事でわかること
- 場所を選ばない仕事の種類
- 場所を選ばない仕事の良いところ悪いところ
- 場所を選ばない仕事に向いている人
- 場所を選ばない仕事の勘違い
この記事を書いている著者も、「場所を選ばない仕事」をやっています。
その経験からお伝えできることもあるので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
場所を選ばない仕事に必要なもの
場所を選ばない仕事に必要なものには、何があるのでしょうか?
ネット環境
場所を選ばない仕事が実現してきたのは、ネット環境の普及です。
大前提ですので、必須です。
パソコン
パソコンも必須です。
スマホでも良いかと質問されることもありますが、仕事をするのであればパソコンが必須です。
作業効率が格段に違います。
ただし、スマホから手軽に始められるものもあります。
スキル
仕事をするわけですから、何らかの「スキル」が必要です。
自分には〇〇があると答えられる人はいいのですが、ない人も安心してください。
このあと色々と紹介しますので、できるものがあるはずです。
加えて、ITのスキルも必要。
とはいえITスキルに関しては、「検索」して調べることができればなんとかなります。
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場所を選ばない仕事の形態は3つ
場所を選ばない仕事といっても、その形態は大きくわけて3つほどあります。
会社員でフルリモート
場所を選ばない仕事というと、自由な感じがしますのでフリーランスのイメージがありますがそれだけではありません。
会社員であっても出社を必要とせず、フルリモートで働ける会社はあります。
コロナの影響もあり、オンライン会議などのリモート化を進めた企業も多くあります。
日本にいながら、海外の企業で働くパターンもありますよ。
副業
場所を選ばない仕事で、もっともはじめやすいのが「副業」。
本業の出社前か帰宅後に1日1時間~2時間くらいを使ってはじめるのが、とっかかりとしては良いでしょう。
フリーランス
これはイメージしやすいですよね。
いきなり完全にフリーランスというよりは、会社員で仕事を覚え→副業で実績をつくり→フリーランスになる、という段階的に進めるのが良いでしょう。
場所を選ばない仕事20選
それでは、場所を選ばない仕事を1つずつ見ていきましょう。
1:webライター
場所を選ばない仕事として、もっとも手軽に始められるのが「webライター」です。
【理由】
- パソコンのスペックは高くなくてもよい
- 文章さえ書ければよい
- 体験談などが活かせる
大したスキルがなくてもはじめられます。
趣味や仕事以外の経験が活かせます。
アプリ・ゲームを体験してレビューを書くなどの仕事もあり、最初の一歩を踏み出しやすい。
2:動画編集
非常に人気が高まっているのが、動画編集です。
YouTubeだけでなく、TikTokなどの動画が流行っていることから需要が高まっています。
特にショート動画はかなり強い。
ただ動画編集をするには高性能パソコンが必要ですし、動画編集ソフトも必要。
初期費用がかかります。
最近は技術の進歩もあり、かんたんな動画ならばスマホでも編集可能になってきていますね。
3:webデザイナー
webサイトのデザインをする仕事です。
美しい見た目だけでなく、使いやすいわかりやすいサイトをつくる役割。
また、バナー制作やロゴデザインなども仕事内容に含まれます。
デザインですのでセンスが求められますが、実は知識の部分も重要。
「デザインは知識だ」と言い切るデザイナーさえいるくらいです。
4:エンジニア
webサイトをつくる仕事です。
設計・開発・運営・保守などトータルに行います。
上記のwebデザイナーと仕事の内容が似ていますが、エンジニアは「裏側」の仕事。
デザイナー:ユーザーの目に触れる表の部分
エンジニア:ユーザーからは見えない裏の部分
また仕事の範囲はwebサイトにとどまらず、システムエンジニア・データベースエンジニア・ネットワークエンジニアなどもあります。
5:プログラマー
プログラマーの仕事は、エンジニアが設計したものをプログラミングしていく仕事です。
エンジニア:仕様書をつくる
プログラマー:仕様書を具現化する
プログラマーは、システムの構築やテスト作業をします。
建築業における「設計士」と「職人」の関係に似ており、プログラマーは「職人」側の仕事です。
6:webマーケター
webマーケターは、webメディアを活用して商品やサービスが売れる仕組みをつくる仕事。
web集客のプロです。
web広告・webサイト・SNS・YouTubeなどを活用して、広告戦略や販売戦略を実行します。
7:SNS運用
SNS運用は、個人でSNSを運用して人を集め商品やサービスを売る仕事です。
個人でも月に100万円以上を稼ぐ人もいます。
非常に魅力的ですが、稼げるようになるのはほんの一握り。
厳しいですが、その反面うまくいくと、前述のwebマーケター的な仕事の依頼が企業からくることもあります。
8:SNS代行
企業や個人のSNS運用をお手伝いする仕事です。
代行の形式は2種類。
- マーケターの立場としてSNSを代行する
- コンテンツを実際につくる部分を代行する
いきなりマーケターの立場の代行は難しいでしょう。
ですから、まずはマーケターの下について実際の運用を覚えていくパターンが多いようです。
9:ブロガー
個人でブログを運営して、人を集め商品やサービスを売る仕事です。
webを活用した個人で稼ぐ形式で、もっとも古いのがブログです。
そのことから「ブログはオワコン」といわれることも多い。
ですがまだまだ月100万円以上稼ぐ人はいますし、その手軽さから始める人も後を絶ちません。
最近はブログだけを運営する人は少なく、SNSやYouTubeを組み合わせるやり方が主流です。
10:イラストレーター
イラストレーターもパソコンやタブレットがあれば、どこでもできる仕事となりました。
SNSをつかって、自分のイラストを発表して人気を獲得。
そこから企業とコラボ・キャラクター商品化などの例もあり、夢があります。
ココナラなどで、イラストを描くスキルを売っている人もいます。
11:オンライン秘書
オンラインで秘書業務を行う仕事です。
【秘書の主な仕事】
- スケジュール管理
- メール対応
- 書類作製
- 各種手配
秘書というと女性のイメージがありますが、男性も多くいらっしゃいます。
12:経理・人事
いわゆるバックオフィスといわれる業務で、経理・人事・総務・法務などがあります。
基本的に会社の中で行われる仕事であるために、リモートワークも可能。
また会社員としてではなく、フリーランスが業務として委託される場合もあります。
経理などは、前述のオンライン秘書の業務として取り扱う人もいます。
13:在宅コールスタッフ(テレアポ・カスタマースタッフ)
ユーザーからの電話対応を在宅で請け負うもの。
出社の必要はありませんが、対応時間は企業により定められています。
そのため、時間の制約があります。
14:カウンセラー
話さえ聞ければいいので、カウンセラーの仕事もネット環境があれば場所を選びません。
ただし、カウンセラーとして信頼されるためには「臨床心理士」のような公的な資格が必要でしょう。
15:占い
コロナ禍で需要が増えたのが「占い」。
1分で200~400円。
ちょっと話だけでも3,000円ほどかかり高額です。
それでも依存症になってしまう人がいるのは、人がいかに自分の話を聞いて欲しいと思っているかです。
需要はありますが、人気占い師になるのはたいへんでしょう。
オンライン会議の機能をつかって、手相占いもする方もいます。
実際の体験談はこちら↓
16:オンライン家庭教師
Zoomなどのオンライン会議の機能を使えば、「教えること」も十分に可能です。
英会話などでもこの形式があります。
今後とも、さまざまな分野の「教えること」がオンラインで行われていくでしょう。
17:コミュニティ運営スタッフ
オンラインコミュニティ・クローズドコミュニティなどと呼ばれるネット上のコミュニティ。
SNSにコミュニティ機能があったり、Discordなどのツールを使うものもあります。
コミュニティは代表者だけで行うものもありますが、大きなものとなるとスタッフも必要。
【コミュニティスタッフの例】
- コミュニティマネージャー
- コミュニティエンジニア
- 上記の補佐
など。
オンラインのコミュニティですから、スタッフも当然フルリモート。
コミュニティをつくることは今ではかんたんであり、今後その数は増えていくと予測されています。
18:ハンドメイド
ハンドメイドは自分の作業場がありますので、パソコン1つというわけにいかず「場所を選ばない仕事」とは少しズレるかもしれません。
ですが、「販売」となると場所を選びません。
ハンドメイド販売のサイトを利用したり、SNS運用をしたりして、海外から注文があるハンドメイド作家さんもいらっしゃいます。
19:AIエンジニア
AIの発展により、「仕事が奪われる」・「なくなる仕事が出る」などといわれています。
ですがその反面AIをつかいこなす側の仕事が、今後出てくるともいわれています。
AIの導入やAIをつかった効率化など、今後もっとも稼げる仕事かもしれません。
20:海外企業のスタッフ
日本にいながら、海外の企業で仕事をすることも今や可能です。
当然フルリモート。
ただし、営業時間を合わせる必要があるかもしれません。
そのあたりは契約や規約があるはずですので、確認しておきましょう。
稼げないといわれている仕事
場所を選ばない仕事としてあげられながらも、「稼げない」といわれる仕事をご紹介します。
- ポイ活
- データ入力
- 商品モニター
- シール貼り
これらの仕事は誰でもかんたんにできる仕事であるために、スキルも必要がなく単価も安い。
そのために、「稼げない」といわれています。
ですがたとえ低単価であっても、興味があればやってみるのが良いでしょう。
たとえ「1,000円」くらいしか稼げなくても、何もしなければ「1,000円」すら稼げません。
著者の経験からは、まずは体験してみることの方が重要だと考えます。
ポイ活の稼ぎ方はこちら↓
場所を選ばない仕事のメリット
場所を選ばない仕事のメリットを見ていきましょう。
好きな場所で暮らせる
通勤の必要がある場合は、交通の便を考え勤務地の近くに住まざるを得ません。
ですが「場所を選ばない仕事」となると、交通の便を考える必要もなく、好きな場所で暮らせます。
憧れの街や、自然豊かな田舎など選択は自由。離島に住んでいる人もいます。
時間が自由である
働く時間も自由です。
営業時間を気にすることなく、自分のパフォーマンスが上がる時間を仕事時間にあてられます。
早朝に働いてもいいですし、逆に深夜でもかまいません。
さらに通勤時間もありませんので、つかえる時間も増えます。
人間関係に悩まなくても良い
会社となるとどうしても発生するのが、「人間関係」です。
実は仕事の悩みで多いのは、「人間関係」の問題というデータもあるくらい。
上司と合わない、嫌いな同僚がいる、など誰もが思い当たるでしょう。
場所を選ばない仕事は、人間関係のストレスから解放されます。
収入が増えることも
自分の快適な環境を選択できますので、パフォーマンスが向上します。
自分の得意な仕事を選択できますので、仕事の質も良くなります。
職場の業務には生産性がないのに、なんとなくやることになっている仕事もあるでしょう。(集まるだけになっている、無駄な会議など)
無駄がなくなり、本来必要な仕事だけに集中できます。
結果、収入がアップにつながり、中には一桁変わった人も多くいます。
新しい出会いがある
無駄な人間関係を継続することもありませんので、その分有効な人間関係をつくることも可能です。
新しい出会いがあり、そこからまた新しい仕事へと発展していく例も多くあります。
場所を選ばない仕事のデメリット
場所を選ばない仕事のデメリットを見ていきましょう。
自己管理能力が求められる
場所を選ばず自宅などでできる仕事は、監視の目がないだけに自己管理能力が特に求められます。
時間管理・健康管理・お金の管理・モチベーションの管理などを、すべて自分でする必要があります。
このチカラがない人にとっては、デメリットとなるでしょう。
人は基本的には「サボりやすく」「自分に甘いもの」です。
時間管理やモチベーション管理ができずに、引き受けた仕事が納期に間に合わない。
突然連絡がつかなくなった。
など、たまに聞く話です。
また仕事をし過ぎてしまう危険性も。
「セルフブラック」などといわれ、自分自身でブラック企業のような長期間労働をしてしまう場合もあります。
スキルが必要
場所を選ばない仕事は基本的には、ネット環境があることが前提です。
ですからITのスキルは必須です。
ないとスタート地点にさえ立てません。
さらにwebライターであれば「ライティングスキル」、動画編集であれば「動画編集スキル」などが当然に求められます。
ないと、相手にされません。
孤独を感じやすい
孤独を感じやすい、というデメリットもあります。
会社などの組織であれば必ず近くに同僚がいますが、場所を選ばない仕事となると基本的には1人。
会社勤めをしている友人などとも次第に話が合わなくなってくることもあり、そのことで悩んでしまう人もいます。
フリーランスが集まるコミュニティに属したり、SNSでつながったりなどの対策をするといいでしょう。
成長しにくい
会社などの組織なら先輩や上司がいます。その中には非常に優秀な人もいるでしょう。
優秀な人とともに仕事をする機会があれば、それをきっかけとして自分も成長できるチャンスも生まれます。
また、優秀な人にはそれなりの「振る舞い」や「使っている言葉」というものがあります。
近くにいますので、自然と学び取ることもできるでしょう。
ですが「場所を選ばない仕事」となると、その機会がありません。
そのために、成長の機会も失うデメリットがあります。
積極的に学びに行く姿勢が求められます。
稼げないことも
稼げないデメリットもあります。
スキルアップをしていかないことには、低単価の仕事になりがちです。
それだと、時間をかけて仕事をしているわりに稼げません。
また積極的な営業も必要。
兎にも角にも、自分ですることが多く、それをこなしていかないことには稼げません。
場所を選ばない仕事をしている人の特徴
では場所を選ばない仕事をしている人には、どのような特徴があるのでしょうか。
行動力がある
場所を選ばない仕事をしている人は、「行動力」があります。
受動的ではなく、自らどんどん動いて仕事を獲得します。
コミュニティなどにも属して交流を深め、稼げる人からさまざまなものを吸収して行こうとする姿勢が見られますね。
努力できる
努力家は非常に多い印象です。
自らどんどん学んでスキルアップしていきます。
今ですとAIの活用にも積極的。
情報収集も早いですし量も多い。
さらに、そこからの行動も速い。
インプットもアウトプットも、とにかく多くの量をこなせます。
親切である(徹底したギバー)
実は、とにかく親切です。
場所を選ばない仕事ができている人は、そもそも仕事ができます。
信頼されている人でもあります。
他人から信頼される人は親切で、与えることを惜しみません。
著者は実際にある方に質問したことがあるのですが、非常に丁寧に答えていただけました。
場所を選ばない仕事への勘違い
場所を選ばない仕事に対するイメージがあると思いますが、「勘違い」であることも。
1つずつ見ていきましょう。
勘違い①スキルがないと稼げない
ここまで「場所を選ばない仕事」を見てきて、「スキル」がないとダメなのでは?と思う方もいると思います。
ですが、実はそれは勘違い。
もちろん「スキル」は必要です。
しかし、はじめからすべてのスキルを身につけておく必要はありません。
勉強ばかりして一向に始めない人がいますが、それでは「経験」が積めません。
実際に仕事をした経験が大事になりますので、小さくても一歩を踏み出しましょう。
スキルはおいおい身につけていけば、問題ありません。
勘違い②楽そう
場所を選ばない仕事というと、会社へ行かなくてもいいので「楽(らく)」なのでは?と思う人もいるでしょう。
大きな勘違いです!
場所を選ばない仕事をするためには、上司の監視がなくても仕事をきっちり遂行できる能力が求められます。
通勤や人間関係のわずらわしさはありませんが、甘えた状態では「信頼」を失い「仕事」も失います。
楽(らく)ではなく、むしろ「厳しい」とお考えください。
その厳しい条件の中でも一定の成果が出せるために、場所を選ばない仕事ができているのです!
まとめ
今回は、「場所を選ばない仕事」についてお伝えしました。
場所を選ばない仕事は、出社の必要もなく時間も自由で魅力的です。
その反面、自分に厳しい人でないとその地位にいることも難しい。
自らさまざまなスキルを身につけたり、コミュニケーションをとったりなど、積極性も必要です。
ですが、はじめからすべてのことができる必要もありません。
記事には、場所を選ばない仕事20選あげました。
その中から自分にできそうなものを選び、少しでもはじめてみるのが良いでしょう。
ポイ活などで少しだけでも稼ぐのも、楽しい経験です。
(ライター:とーひー)
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